WBA世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:27戦全勝24KO |
挑戦者 | カーティス・スティーブンス(アメリカ) 戦績:28戦25勝18KO3敗 |
ゲンナディ・ゴロフキン対カーティス・スティーブンスの試合内容
圧巻のKO劇を続ける全勝チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが敵地ニューヨークへ乗り込み、強打のカーティス・スティーブンスと対戦する9度目の防衛戦。村田諒太選手が「ミドル級最強」と認めるゲンナディ・ゴロフキンはファイター対決を制して存在感をアピールできるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながらガードを固めて距離を詰め、左フックを狙う挑戦者のカーティス・スティーブンスに対して、チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが鋭い左ジャブから上下にパンチを打ち込む展開で始まります。お互い相手の強打を警戒しながら、パンチを交換している印象です。
「スティーブンスは立ち上がりから勝負に出る作戦だね。我慢比べになっちゃうと、パワーと体力で押し切られちゃう可能性が高いんで、英断じゃないかな?ゴロフキンはスティーブンスの強打を警戒しながら、めっちゃ落ち着いた立ち上がりだね。おもしろい試合になりそうだぞ」と序盤の攻防に興味津々の管理人。どちらのパンチも当たりそうな雰囲気ですね。
【Photo:HBO】
一進一退の攻防が続き、迎えた2ラウンド残り30秒。ゲンナディ・ゴロフキンが左フックを叩き込み、カーティス・スティーブンスがバランスを崩した瞬間、再び左フックを打ち込みます!背中からバタンとリングに倒れるカーティス・スティーブンス。ゲンナディ・ゴロフキンがスピードとタイミングを変えた絶妙な左フックの2連打でダウンを奪います。
「うわっ、すげえ!2発目の左フックはめっちゃコンパクトだったなあ。ガードが空いたところへ完璧なタイミングで打ち込んだ左フックだよ」とゲンナディ・ゴロフキンに大きな拍手を送る管理人。カーティス・スティーブンスがタフなので、何とか持ちこたえ、2ラウンド終了のゴングを迎えましたが、試合が終わってもおかしくないゲンナディ・ゴロフキンの攻撃でしたね。
「ゴロフキンが一気にペースを握るかな?」と思ったのですが、悲願の世界タイトル奪取を目指すカーティス・スティーブンスが必死に応戦。ゲンナディ・ゴロフキンのパンチに耐えながら、突破口を見つけようと、必ず打ち返します。勝ちたい気持ちが伝わってくる粘り強いボクシングです。
【Photo:HBO】
「スティーブンスがめっちゃ善戦していると思うんだけど、ゴロフキンが左ジャブから丁寧に試合を組み立てるんで、スティーブンスの頑張りが半減しちゃってる印象だね。ゴロフキンは攻守のバランスが絶妙だよ。穴がない感じだもん」と両者のボクシングに注目する管理人。
8ラウンド終了間際には、ゲンナディ・ゴロフキンがカーティス・スティーブンスをロープに詰めて、上下に力強い連打を打ち分けます!カーティス・スティーブンスはガードを固めて必死に耐えていますが、防戦一方になってきましたね。
「いやー、スティーブンスは苦しくなってきたなあ。完全にゴロフキンのペースになっちゃったね」と思っていると、8ラウンド終了後、カーティス・スティーブンス陣営が棄権を申し入れ、勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンがカーティス・スティーブンスに8ラウンド終了TKO勝ちを飾り、9度目の防衛に成功しました。
【Photo:HBO】
ゲンナディ・ゴロフキンがカーティス・スティーブンスの強打を警戒しながら、少しずつダメージを与えて、ギブアップに追い込んだ試合でしたね。左ジャブを丁寧に突いて、攻守のバランスに気を配りながら戦うゲンナディ・ゴロフキンの姿が印象的な防衛戦でした。
ゲンナディ・ゴロフキンにとって、2013年はアメリカで存在感をアピールする1年になったと思います。2014年はビッグマッチが期待されるわけですが、個人的に「ゴロフキンが所属するK2プロモーションズの戦略が成功の大きなカギを握っているかな?」と思っています。実力と人気は申し分ないので、あとはビッグマッチを実現して、拳で「ミドル級最強」を証明するだけです。
正直なところ、他団体の世界チャンピオンか、元世界チャンピオンじゃないと、ゲンナディ・ゴロフキンと戦っても勝負にならないと思うんですよ。2013年に証明しちゃいましたからね。そんなわけで、2014年はスーパースターの扉をこじ開けるゲンナディ・ゴロフキンのワンランク上の挑戦に期待したいです!プロモーターの力量も含めて、ビッグマッチを実現できるかどうかに注目ですね。
ゲンナディ・ゴロフキン対カーティス・スティーブンスの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンが8ラウンド終了TKO勝ち。9度目の防衛に成功しました。 |