IBF世界フェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | イブゲニー・グラドビッチ(ロシア) 戦績:16戦全勝8KO |
挑戦者 | マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン) 戦績:29戦26勝12KO3敗 |
イブゲニー・グラドビッチ対マウリシオ・ムニョスの試合内容
悲願の世界タイトルを奪取した全勝チャンピオンのイブゲニー・グラドビッチが、西岡利晃選手に挑戦した経験を持つマウリシオ・ムニョスを迎えて初防衛戦を行います。手数とテクニックのイブゲニー・グラドビッチ。タフネスと強打のマウリシオ・ムニョス。楽しみな激突ですね。
イブゲニー・グラドビッチの試合をハイライトでしか観戦する機会がなかったので、個人的にすごく楽しみにしていました!マウリシオ・ムニョスも西岡利晃選手にこそ9ラウンドKO負けを喫しちゃいましたが、階級をフェザーに上げてランキング1位になっている実力者です。
試合は、上半身を小刻みに動かしながら鋭い連打でプレッシャーをかけるチャンピオンのイブゲニー・グラドビッチに対して、挑戦者のマウリシオ・ムニョスが遅れながらもパンチを返して反撃する展開で始まります。イブゲニー・グラドビッチが立ち上がりからプレッシャーをかけていますね。
「グラドビッチの手数はすごいなあ。ムニョスはフェザー級に上げてパンチに勢いが出てきたかな?手数とパワーの戦いになりそうだぞ。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と主導権争いに興味津々の管理人。お互いに好戦的なボクサーなので、激しい試合になりそうですね。
2ラウンドに入ると、チャンピオンのイブゲニー・グラドビッチがプレッシャーを強めます。一方のマウリシオ・ムニョスはパンチを上下に散らして応戦。中盤はめちゃめちゃ激しい打ち合いが続いています。どちらもパンチを打って突破口を開こうとするタイプなので、期待通りの熱戦が繰り広げられています。
終盤に入ると、ダメージと疲れの影響で動きが鈍ってきたマウリシオ・ムニョスに対して、イブゲニー・グラドビッチが手数で主導権を握る場面が増えます。試合は、イブゲニー・グラドビッチのペースで進み、12ラウンド終了。採点の結果、イブゲニー・グラドビッチがマウリシオ・ムニョスに12ラウンド判定勝ちを飾り、初防衛に成功しました。
イブゲニー・グラドビッチの回転の速い連打が、マウリシオ・ムニョスの強打を上回った試合でしたね。個人的に、イブゲニー・グラドビッチの的中率に驚きました。一撃で対戦相手を沈めるタイプじゃないんですけど、的中率の高いパンチが次々と飛んでくるので、マウリシオ・ムニョスにとって、厳しい試合になりましたね。
ジャッジの採点は大差でしたが、ポイント差ほど内容のかけ離れた試合ではなかったと思います。マウリシオ・ムニョスもよくパンチを打っていて、クリーンヒットも決まっていました。でも、イブゲニー・グラドビッチがすぐに打ち返して反撃するので、マウリシオ・ムニョスの攻撃が消されちゃった印象です。
圧倒的な手数で初防衛に成功したイブゲニー・グラドビッチ。「結構パンチをもらっていたんだけど、手数でクリーンヒットを帳消しにできる強さがあるね。勝ちたい気持ちが伝わってくるボクサーだなあ」とイブゲニー・グラドビッチに大きな拍手を送った初防衛戦でした。
イブゲニー・グラドビッチ対マウリシオ・ムニョスの試合結果
試合結果 | イブゲニー・グラドビッチが12ラウンド大差の判定勝ち。初防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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