WBO世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | 亀田和毅(日本) 戦績:28戦全勝18KO |
挑戦者 | イマヌエル・ナイジャラ(ナミビア) 戦績:18戦17勝11KO1分 |
亀田和毅選手とイマヌエル・ナイジャラの試合内容
全勝で世界タイトル奪取に成功した亀田和毅選手が、無敗挑戦者のイマヌエル・ナイジャラを迎えて初防衛戦を行います。亀田和毅選手は無敗対決を制して、ベルトを守ることができるでしょうか?さらなる飛躍が期待される初防衛戦のゴングが鳴り響きます。
試合は、左ジャブを突きながらプレッシャーをかけるチャンピオンの亀田和毅選手に対して、挑戦者のイマヌエル・ナイジャラが左ジャブで突き放し、カウンターを狙う展開で始まります。どちらも左ジャブを積極的に突きながら、右ストレートを打ち込むタイミングを狙っている印象です。
2ラウンドに入ると、挑戦者のイマヌエル・ナイジャラが自分から攻撃を仕掛け、オーバー・ハンド・ライトを強振します。一方、亀田和毅選手はイマヌエル・ナイジャラのパンチをブロックし、コンパクトなフックを上下に打ち分けます。亀田和毅選手がイマヌエル・ナイジャラのパンチをブロックしながら、打ち終わりを狙って、すかさずパンチを叩き込んでいますね。
「亀田選手、ナイス!ナイジャラのリーチが長いんで、適応にもっと時間がかかると思ったんだけど、もう距離の測定ができてるみたい。すごいなあ。パンチもよく見えてるよ。亀田選手の踏み込みのスピードがあれば、リーチ差はあまり関係ないかもしれないね」と序盤の攻防に注目する管理人。亀田和毅選手がズバッと踏み込んで、イマヌエル・ナイジャラの懐でうまく戦っていますね。
4ラウンドに入ると、亀田和毅選手がイマヌエル・ナイジャラをロープへ追い詰め、強烈な左ボディブローを叩き込むシーンが増えてきます。イマヌエル・ナイジャラは左ジャブを連打して、亀田和毅選手を突き放そうとするのですが、亀田和毅選手が丁寧にブロックして距離を詰めていますね。
「よっしゃ!亀田選手が主導権を握り始めたね。ボディ、かなり効いてるんじゃないかな?」と亀田和毅選手の攻撃に拍手を送る管理人。亀田和毅選手のコンビネーションブローに、イマヌエル・ナイジャラが対応できなくなってきましたね。
6ラウンド以降は、亀田和毅選手がプレッシャーを強め、回転の速い連打を打ち込みながらKOを狙います。一方のイマヌエル・ナイジャラは力強いパンチで応戦。亀田和毅選手のクリーンヒットが決まっていますが、イマヌエル・ナイジャラは必死に耐えていますね。
終盤も、亀田和毅選手がイマヌエル・ナイジャラにプレッシャーをかけ、イマヌエル・ナイジャラが懸命に応戦する展開が続き、試合終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、3人のジャッジすべてが亀田和毅選手を支持。亀田和毅選手が12ラウンド大差の判定勝ちで初防衛に成功しました。
パンチと動きのスピードで上回る亀田和毅選手が無敗のイマヌエル・ナイジャラを圧倒した試合でしたね。亀田和毅選手が的確なボディブローを中心に休まず攻め、丁寧なブロッキングでクリーンヒットを回避したので、完勝になったわけですが、イマヌエル・ナイジャラは決して簡単な相手じゃないですよ。KO宣言こそ達成できませんでしたが、快勝でしたね。
亀田和毅選手に限って言うと「今はKOにこだわらなくてもいいんじゃないかな?いろいろなタイプの挑戦者と戦いながら、パンチをもらわないことを最優先に、速射砲のような左ジャブを磨きながら、試合を重ねてKOのタイミングをつかんでほしいなあ」と思っています。
個人的に、亀田和毅選手のポテンシャルはかなり高いと思うんですよ。強引にKOを狙うより、まずは「どんな相手でも自分のリズムで戦える強さ」を身につけてほしいなあ。経験を積んで、タイミングさえつかめば、KOは自然に増えると思います。コンビネーションで急所を打ち抜くことができるボクサーですからね。パンチの当て勘もすばらしいです。
今後、亀田和毅選手の対戦相手のレベルが上がっていくと、強引に倒そうとしても倒れない対戦相手が増えることが予想されます。そんなわけで、今から「タイミングで倒すボクシング」を徹底的に極めてほしいです。パンチと動きのスピードを兼ね備えた亀田和毅選手だからこそ、挑戦してほしいなあ。まだ22歳の亀田和毅選手だからこそ、大きな可能性を秘めていると期待しています。
亀田和毅選手とイマヌエル・ナイジャラの試合結果
試合結果 | 亀田和毅選手が12ラウンド判定勝ち。初防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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