WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦
IBFチャンピオン | 亀田大毅(日本) 戦績:32戦29勝18KO3敗 |
前WBAチャンピオン | リボリオ・ソリス(ベネズエラ) 戦績:19戦15勝7KO3敗1分 |
亀田大毅選手とリボリオ・ソリスの試合内容
2階級制覇を達成したIBF世界スーパーフライ級チャンピオンの亀田大毅選手が初防衛戦で前WBAチャンピオンのリボリオ・ソリスと激突します。リボリオ・ソリスが前日計量をクリアできなかったので、亀田大毅選手が勝った場合のみ、タイトル統一が認められる変則マッチです。
試合は、お互いが鋭い左ジャブを突きながら、相手の戦力を確認する展開で始まります。亀田大毅選手は顔面からボディのコンビネーション、リボリオ・ソリスはステップインから右ストレートを狙っている印象です。リボリオ・ソリスが予想より距離を取って戦っていますね。
2ラウンドに入ると、リボリオ・ソリスが積極的にパンチを打ち始め、両者の距離が詰まります。亀田大毅選手はガードを固めて、リボリオ・ソリスの懐へ飛び込み、強いパンチで応戦。お互いに体を密着させた状態で、打ち合う場面が増えてきました。
「序盤の大きなヤマ場だね。亀田選手はボディから攻めて、ソリスにディフェンスを意識させたいなあ。ソリスはリズムに乗ると手数がドンドン増えるタイプなんで、亀田選手は必ず打ち返して、リズムを崩したいね。できれば、パンチを空振りさせたいなあ」と序盤の攻防に注目する管理人。リボリオ・ソリスのアッパーがめっちゃ厄介ですね。
5ラウンドに入ると、亀田大毅選手がフットワークを使うボクシングに切り替えます。リボリオ・ソリスのパンチを回避している亀田大毅選手ですが、手数が減ってしまい、ポイントを失っている印象です。亀田大毅選手は立ち上がりに見せた鋭い左ジャブや右ストレートをリードパンチに使って、自分から攻撃を仕掛けたいですね。
「亀田選手は強いパンチでソリスの攻撃を止めようする意識が強いのかな?接近戦の打ち合いで負けちゃうと、ソリスがますます調子に乗っちゃうんで、絶対に止めたいね。勝負だよ、亀田選手」と応援に力が入る管理人。亀田大毅選手は8ラウンド終盤に得意の左ボディブローを連打し、リボリオ・ソリスの動きが止まります。
「ナイス!亀田選手はもっと押し込みたいよ。ソリスがボディを嫌がっているんだけど、亀田選手が飛び込もうとするところへ飛んでくる右アッパーとクリンチが厄介だなあ。壮絶な我慢比べになってきたね。頑張れ、亀田選手」と激しい主導権争いに注目する管理人。
終盤は一進一退の攻防が続き、どちらも決定的なチャンスを作ることができないまま、試合終了のゴングを迎えます。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、2人がリボリオ・ソリス、1人が亀田大毅選手を支持。リボリオ・ソリスが亀田大毅選手に12ラウンド判定勝ちを飾りました。
リボリオ・ソリスの手数とテクニックが、亀田大毅選手の持ち味を消し去った試合でしたね。各ラウンドとも完全にやられたって感じはしなかったのですが、手数の差が積み重なって、リボリオ・ソリスにポイントが流れた印象でした。亀田大毅選手は戦い方を少し迷っちゃったのかな?本来の実力を発揮できなかった印象でしたね。序盤でリズムに乗せちゃったことが悔やまれる敗戦でした。
亀田大毅選手とリボリオ・ソリスの試合結果
試合結果 | リボリオ・ソリスが12ラウンド判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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