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試練の敵地防衛戦!亀田興毅がソン・ジョンオと激突した日韓対決

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

チャンピオン 亀田興毅(日本)
戦績:32戦31勝17KO1敗
挑戦者 ソン・ジョンオ(韓国)
戦績:26戦20勝6KO4敗2分

亀田興毅選手とソン・ジョンオの試合内容

亀田興毅選手が韓国に乗り込んで、ソン・ジョンオと激突する8度目の防衛戦。亀田興毅選手は、敵地防衛に成功し、3兄弟同時世界チャンピオンをキープすることができるでしょうか?なお、今回の防衛戦は、WBAが試験的に導入している0.5刻みの採点が採用されます。

試合は、ガードを固めて距離を詰める挑戦者のソン・ジョンオに対して、チャンピオンの亀田興毅選手が右ジャブから左ストレートを打ち込み、ソン・ジョンオを突き放す展開で始まります。亀田興毅選手は強いパンチを打ち込みながら、ソン・ジョンオの前進を食い止めていますね。

「亀田選手がいつもより右ガードを下げてるね。右ジャブを出しやすくして、ワンツーでソンを止める作戦かな?ソンが真っ正面から突っ込んでくるんで、左ストレートが当たりそうな雰囲気だね。逆に、ソンの右ストレートは注意したいなあ」と立ち上がりの攻防に注目する管理人。アウェイ開催なので、ソン・ジョンオがパンチを打ち込むたびに、ものすごい歓声があがっています。

試合序盤は、亀田興毅選手が突進するソン・ジョンオをワンツーで突き放し、距離が詰まると、ボディブローで足を止め、右フックで回り込むサウスポーの特徴を生かしたボクシングで主導権を握ります。亀田興毅選手は敵地防衛戦ですが、落ち着いて戦っていますね。

3ラウンドに入ると、ファンの声援に後押しされたソン・ジョンオがプレッシャーを強め、被弾を覚悟で距離を詰めます。「亀田選手は打ち合いに付き合わず、リズムを崩したいなあ」と思っていると、5ラウンド序盤、ソン・ジョンオの右ストレートで、亀田興毅選手のアゴが跳ね上がります。

「うわっ、まともにもらっちゃった!そんなに効いてないと思うんだけど、ソンと観客を勢いに乗せないように、クリーンヒットは避けたいなあ」と亀田興毅選手のボクシングに注目する管理人。ソン・ジョンオはとにかくロープに詰めて右を打ち込む、わかりやすいボクシングなので、亀田興毅選手はフットワークを使って右に回り込みながら回転の速い連打で主導権を取り戻したいですね。

7ラウンドに入ると、疲れの見え始めたソン・ジョンオに対して、亀田興毅選手がカウンターの左ストレートとボディブローから回転の速い連打を打ち込み、ソン・ジョンオを突き放します。パンチのスピードも動きのスピードも、亀田興毅選手が一枚上手なので、動きの鈍ってきたソン・ジョンオをスピードでかき回したいですね。

8ラウンドに入ると、亀田興毅選手がボディブローを連打します。「ナイス!ソンは足が前に出なくなってきたね。ボディ、かなり効いてるよ」と亀田興毅選手を応援する管理人。ソン・ジョンオの猛攻に手を焼いていた亀田興毅選手ですが、突破口を見つけたようです。

9ラウンドに入ると、ソン・ジョンオがガムシャラに前進して、勝負に出ます。亀田興毅選手はフットワークとボディブローでソン・ジョンオを突き放そうとしますが、ソン・ジョンオが亀田興毅選手をコーナーへ詰め、力いっぱいパンチを連打します。

「リング中央で戦えば、主導権を握れると思うんで、亀田選手はロープとコーナーに詰まらないように気をつけたいね」と思っていると、10ラウンド40秒、ソン・ジョンオの左フックが、バランスを崩した亀田興毅選手にヒットし、ダウンを奪われてしまいます。ダメージは全くないタイミングのダウンですが、接戦なので、マイナス2ポイントは痛いですね。

ラスト2ラウンドは、お互いが足を止めてパンチを打ち合う熱戦。どちらもパンチを打ち続け、試合終了のゴングが鳴り響きます。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、結果は2人が亀田興毅選手、1人がソン・ジョンオを支持。亀田興毅選手が12ラウンド判定勝ちを飾り、8度目の防衛に成功しました。

いやー、あぶなかった!10ラウンドのダウンで、ドキッとしましたが、亀田興毅選手が辛くも防衛に成功しましたね。亀田興毅選手の実力を考えると、決して難しい挑戦者じゃなかったと思うのですが、大きな歓声が耳に入ると、どうしても力が入っちゃうのかな?敵地防衛戦の難しさを痛感した8度目の防衛戦でした。

亀田興毅選手とソン・ジョンオの試合結果

試合結果 亀田興毅選手が12ラウンド僅差の判定勝ち。敵地の韓国で8度目の防衛に成功しました。
【公式ジャッジの採点結果】
  • 115-112(亀田興毅選手)
  • 114.5-114(亀田興毅選手)
  • 115-113.5(ソン・ジョンオ)
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