WBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦

エリスランディ・ララ対アルフレド・アングロの試合内容（前編）

ランキング1位のエリスランディ・ララとランキング2位のアルフレド・アングロが暫定タイトルをかけて拳を交えます。抜群のテクニックを誇るサウスポーのエリスランディ・ララ。強打と連打を誇るファイターのアルフレド・アングロ。めちゃめちゃ楽しみな激突ですね。

試合は、ガードを固めて距離を詰め、自慢の強打を上下に打ち分けるアルフレド・アングロに対して、サウスポーのエリスランディ・ララが右ジャブを突きながら距離を取り、カウンターの左ストレートを狙う展開で始まります。

「典型的なテクニシャンのララ。典型的なファイターのアングロ。持ち味が正反対のボクサー対決だね。どっちの土俵で試合が進むかな？」と主導権争いに興味津々の管理人。序盤は、アルフレド・アングロが強引に距離を詰めて、主導権を握ろうとしていますね。

【Photo:Showtime】

アルフレド・アングロがエリスランディ・ララを追いかけてプレッシャーをかける展開が続き、迎えた4ラウンド1分すぎ。アルフレド・アングロがエリスランディ・ララをロープに詰め、強烈な左フックを一閃！エリスランディ・ララからダウンを奪います。

「絶妙！ララがアッパーを突き上げようとした瞬間を狙いすましたアングロのパンチだね。体が柔らかいララなんで、ダメージを逃がしたと思うんだけど、ダウンの影響はありそうだぞ」とダウンを奪ったアルフレド・アングロに拍手を送る管理人。

試合が再開されると、アルフレド・アングロは猛然と襲いかかり、追撃を狙います。しかし、エリスランディ・ララは左右に回り込んで、アルフレド・アングロの追撃を回避。大きく動いて、アルフレド・アングロに連打を許しません。

【Photo:Showtime】

ダウンを奪われたエリスランディ・ララですが、ラウンドが進むにつれて足に力が戻り始め、距離を詰めようとするアルフレド・アングロに対して、カウンターを叩き込む場面が増えてきます。テクニシャンのエリスランディ・ララらしい見事な試合運びですね。

「アングロは一生懸命、距離を詰めてパンチを打とうとしているんだけど、ララが大きく動くんで追いきれないね。逆にカウンターをもらって、顔がめっちゃ腫れてきてるよ。タフなアングロだけど、ダメージが蓄積すると、勝負の終盤で苦しくなりそうだぞ」と試合の行方に注目する管理人。

打たれながらも距離を詰めてパンチを上下に打ち分けるアルフレド・アングロ。大きく動きながらカウンターを打ち込むエリスランディ・ララ。休んだほうが一気に主導権を持っていかれそうな壮絶な我慢比べになってきました。