WBCインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン | セス・ミッチェル(アメリカ) 戦績:28戦26勝19KO1敗1分 |
挑戦者 | クリス・アレオーラ(アメリカ) 戦績:39戦36勝31KO3敗 |
セス・ミッチェル対クリス・アレオーラの試合内容
世界タイトル初挑戦へ向けて走り始めたセス・ミッチェルと世界タイトル再挑戦を狙うクリス・アレオーラが激突するヘビー級ファイター対決です。「アメリカ復権」の期待を背負う両雄が拳を交えたヘビー級サバイバルマッチは、衝撃の結末を迎えました。
試合は、顔の前に両手を置き、ジワリジワリとプレッシャーをかけるクリス・アレオーラに対して、セス・ミッチェルが鋭いワンツーで突き放そうとする展開で始まります。クリス・アレオーラが、セス・ミッチェルの強打に臆することなく、真っ向から距離を詰めていますね。
「アレオーラが予想通り、距離を詰めてきたね。軽いパンチだと、アレオーラの前進は止まらないんで、ミッチェルは右ストレートと左フックを打ち込みたいね。わかりやすい展開になりそうだぞ」と立ち上がりの攻防に大興奮の管理人。いきなり試合の流れを左右する攻防が繰り広げられています。
クリス・アレオーラがセス・ミッチェルにプレッシャーをかけ続け、迎えた1ラウンド1分。クリス・アレオーラが強烈な右ストレートを叩き込み、セス・ミッチェルの腰が落ちます。「めっちゃ効いた!」と思わず叫んでしまう破壊力です。
【Photo:Showtime】
クリンチをして必死にピンチを乗り切ろうとするセス・ミッチェル。しかし、1ラウンド残り1分。クリス・アレオーラが打ち下ろしの右ストレートを連打してダウンを奪います。ダウンを拒否し続けたセス・ミッチェルですが、ダメージの影響で、体が気持ちについてこない苦しい状況です。
タウンから何とか立ち上がったセス・ミッチェル。試合が再会されると、すぐに距離を詰めて、フィニッシュを狙うクリス・アレオーラ。足が思うように動かないセス・ミッチェルは、パンチを打ってクリス・アレオーラの前進を止めようとします。
【Photo:Showtime】
しかし、ヘビー級屈指のタフネスを誇るクリス・アレオーラは構わず前進を続け、強烈な右ストレートを連打!最後は、セス・ミッチェルの状態を確認したレフェリーが両者の間に飛び込み、勝負あり。クリス・アレオーラがセス・ミッチェルに1ラウンドTKO勝ちを飾り、ヘビー級サバイバルマッチに生き残りました。
クリス・アレオーラが持ち味のタフネスを最大限に生かして、打たれ強さに不安のあるセス・ミッチェルを一気に押し切りましたね。試合前に「後半勝負になるかな?」と予想していたので、あっという間の決着にめっちゃ驚いています。クリス・アレオーラは狙い通りの展開で、見事にセス・ミッチェルを仕留めましたね。
劇的な1ラウンド勝利で、復活をアピールしたクリス・アレオーラ。2009年の世界戦でビタリ・クリチコに完敗を喫したクリス・アレオーラですが、ホープのセス・ミッチェルに快勝したことで、再びタイトル挑戦の道が開けてきました。「アレオーラの圧力と打たれ強さは、やっぱりすごいなあ」と改めて感じたヘビー級サバイバルマッチでした。クリス・アレオーラ、健在ですね!
セス・ミッチェル対クリス・アレオーラの試合結果
試合結果 | クリス・アレオーラが1ラウンドTKO勝ち。ヘビー級サバイバルマッチに生き残りました。 |