WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | 三浦隆司(日本) 戦績:29戦25勝19KO2敗2分 |
挑戦者 | セルヒオ・トンプソン(メキシコ) 戦績:28戦26勝24KO2敗 |
三浦隆司選手とセルヒオ・トンプソンの試合内容
強烈な左ストレートと好戦的なボクシングが魅力の三浦隆司選手が、敵地メキシコへ乗り込み、セルヒオ・トンプソンと対戦する試練の初防衛戦です。「ボンバーレフト」の異名を持つ三浦隆司選手は、強打のセルヒオ・トンプソンを撃破し、日本へベルトを持ち帰ることができるでしょうか?
試合は、右ジャブを突きながらコンパクトな左ストレートを打ち込むサウスポーの三浦隆司選手に対して、セルヒオ・トンプソンが強烈な左右のフックを上下に打ち分けて応戦する展開で始まります。三浦隆司選手はセルヒオ・トンプソンを前へ出さないため、自分から攻撃を仕掛けていますね。
「三浦選手、英断だよ!パンチがあるところを印象付けて、トンプソンに警戒心を与えたいね。堂々とした戦いぶりだなあ」とチャンピオンの三浦隆司選手の応援に熱が入る管理人。どちらも前へ出ると本領を発揮するタイプなので「パンチで前進を食い止めることができるかどうか」が勝負のカギになりそうな雰囲気です。
「三浦選手のパンチを警戒して、さすがのトンプソンもなかなか前へ出られないね。理想的な展開だよ」と思っていると、2ラウンド中盤、三浦隆司選手が左アッパーを突き上げ、セルヒオ・トンプソンがフラフラになります。
「よっしゃ!効いた!」と絶叫した瞬間、三浦隆司選手がセルヒオ・トンプソンに襲いかかり、最後は右フックを叩き込んでダウンを奪います。三浦隆司選手は、セルヒオ・トンプソが前進してきたところへ見事な左アッパーを合わせましたね。すげえ!
序盤は、ダウンを奪った三浦隆司選手のペースで進み、迎えた6ラウンド残り50秒。三浦隆司選手が左ストレートを連打し、セルヒオ・トンプソンが再びフラフラになります。必死にクリンチをして、ピンチを脱出しようとするセルヒオ・トンプソンですが、三浦隆司選手がクリンチをふりほどき、パンチを叩き込みます。
最後は、三浦隆司選手の連打に耐え切れなくなったセルヒオ・トンプソンがヨロヨロと倒れ込み、三浦隆司選手が2度目のダウンを奪います。試合再開後、一気に勝負を決めたい三浦隆司選手はパンチを連打!しかし、セルヒオ・トンプソンが必死に耐え抜き、ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。
「三浦選手の攻撃もすごいけど、トンプソンの戦う姿勢もすごいなあ。闘争本能と精神力で立っている感じだもん。終わってもおかしくないダメージが蓄積しているはずなんだけどなあ」と両雄に拍手を送る管理人。三浦隆司選手は「あと一発」当てれば倒せそうな雰囲気です。
三浦隆司選手が主導権を握り、迎えた8ラウンド開始30秒。真っ向から距離を詰めようとする三浦隆司選手に対して、セルヒオ・トンプソンがパンチを連打し、最後は右フックを三浦隆司選手の顔面に叩き込み、ダウンを奪い返します。
「なにっ!三浦選手はすぐに立ち上がったけど、ダメージはどうだろう?」と三浦隆司選手の状態に注目する管理人。足元がフラフラして、ダメージの影響はありそうですが、セルヒオ・トンプソンもダメージが蓄積している状態なので、どちらも一発当たれば倒れそうな印象です。
ダウンを奪われた三浦隆司選手は、セルヒオ・トンプソンの反撃に耐えながら、得意の左ストレートをセルヒオ・トンプソンに打ち込みます。8ラウンドのラスト30秒は、三浦隆司選手が猛攻を仕掛け、セルヒオ・トンプソンがグロッキーな状態でラウンド終了を迎えます。
「三浦選手、よく盛り返したなあ。めっちゃ苦しいラウンドだったけど、トンプソンに『いける!』って簡単に思わせなかったことは大きいよ!頑張れ、三浦選手」とチャンピオンに大きな声援を送る管理人。敵地開催のめっちゃ苦しい状況で、三浦隆司選手は見事な戦いを披露しています。
10ラウンドに再び強烈な左ストレートを打ち込み、セルヒオ・トンプソンをグロッキーにした三浦隆司選手。最後までKOを狙う魂の攻撃です!地元の声援を受けて戦うセルヒオ・トンプソンも必死に耐え抜き、壮絶な死闘のまま、12ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。
勝敗は3人のジャッジに委ねられ、採点の結果、3人のジャッジすべてが三浦隆司選手を支持。三浦隆司選手が倒した倒されの激闘の末、ランキング1位のセルヒオ・トンプソンに敵地メキシコで12ラウンド判定勝ちを飾り、試練の初防衛戦をクリアしました。
攻守がワンパンチで入れ替わる手に汗握る大熱戦でした!オマール・フィゲロアと激闘を演じた荒川仁人選手に続き、三浦隆司選手の試合も「年間最優秀試合」の候補になるんじゃないでしょうか?1ラウンドから最終ラウンドまで、ハラハラドキドキが続いた名勝負でした!
正直なところ、セルヒオ・トンプソンが地元のメキシコで戦っていなければ、途中で終わってもおかしくない試合だったと思います。セルヒオ・トンプソンがグロッキーになりながらも、パンチを出していたので、レフェリーもストップできなかったんでしょうね。
壮絶な激闘の末、世界タイトルを守り抜いた三浦隆司選手。「フィジカルもメンタルもめちゃめちゃ苦しかったと思うけど、三浦選手、すげえなあ。三浦選手もトンプソンも持てる力を全部出し切った激闘の中の激闘だよ」と思わずにいられないスリリングすぎる初防衛戦でした。三浦隆司選手の攻撃的なボクシングがめっちゃ印象的でした!
三浦隆司選手とセルヒオ・トンプソンの試合結果
試合結果 | 三浦隆司選手が大激闘の末、12ラウンド判定勝ち。敵地メキシコで初防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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