WBA世界ミニマム級王座統一戦
チャンピオン | 宮崎亮(日本) 戦績:22戦19勝11KO3分 |
暫定チャンピオン | ヘスス・シルベストレ(メキシコ) 戦績:30戦27勝20KO3敗 |
宮崎亮選手とヘスス・シルベストレの試合内容
WBA世界ミニマム級チャンピオンの宮崎亮選手が、暫定チャンピオンのヘスス・シルベストレと王座統一をかけて激突します。減量苦の影響もあり、2階級制覇へ挑戦することを明言している宮崎亮選手。王座統一に成功し、次のステップへ進むことができるでしょうか?
試合は、ガードを高く構えて、左ジャブを突きながら前進する暫定チャンピオンのヘスス・シルベストレに対して、チャンピオンの宮崎亮選手がボディワークとフットワークを駆使しながら距離をキープし、カウンターを狙う展開で始まります。
「打たさずに打ちたい宮崎選手。打ち合いに巻き込みたいシルベストレ。持ち味が全く違う両雄なんで、どっちの距離で戦うかで大きく流れが変わりそうな雰囲気だよ。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と最軽量級のチャンピオン対決に興味津々の管理人。立ち上がりの動きを確認する限り、宮崎亮選手のコンディションは良さそうですね。
2ラウンドに入り、試合は予想外の形で動きます。残り30秒、お互いの頭がぶつかり、宮崎亮選手が左のまぶたから出血。ファイターのヘスス・シルベストレが頭を低くして飛び込むタイミングと宮崎亮選手のパンチを打ち込むタイミングで、頭がぶつかっちゃいましたね。
3ラウンドに入ると、宮崎亮選手が積極的にパンチを打ち込み、主導権を握ろうとします。一方、ヘスス・シルベストレは遅れながらも必ずパンチを打ち返して応戦。スピードは宮崎亮選手のほうが一枚上手な印象ですが、ヘスス・シルベストレが粘り強いボクシングで食い下がります。
中盤は、激しい主導権争いが展開され、試合は勝負の終盤へ。10ラウンドには、宮崎亮選手が偶然のバッティングにより、右の目じりをカットし、激しく血が流れます。ヘスス・シルベストレのパンチとバッティングの影響で、宮崎亮選手の目の周りがめっちゃ腫れています。
11ラウンドに入ると、距離を取ろうとする宮崎亮選手に対して、ヘスス・シルベストレがボディブローを連打し、宮崎亮選手の動きを止めようとします。宮崎亮選手も応戦し、ラウンド終盤は激しい打ち合いが繰り広げられます。
一進一退の攻防が続き、勝負の最終ラウンドへ突入。最終ラウンドが始まると、ヘスス・シルベストレが宮崎亮選手に襲いかかり、強烈なパンチを上下に打ち分けます。お互いにクリーンヒットが決まっていますが、どちらも必死に耐え抜いていますね。
試合は、すさまじい打ち合いのまま、終了のゴングを迎え、勝敗は3人のジャッジに委ねられます。結果は、1人が引き分け、2人が宮崎亮選手を支持。大激闘の末、宮崎亮選手がヘスス・シルベストレに12ラウンド判定勝ちを飾り、王座統一に成功しました。
いやー、どっちが勝ってもおかしくない手に汗握る大熱戦でしたね。最終ラウンドの宮崎亮選手は、視界がふさがって、ヘスス・シルベストレのパンチが見えてなかったのではないでしょうか?めちゃめちゃ厳しい王座統一戦を乗り切った宮崎亮選手の勇姿が印象的な大激闘でした。
宮崎亮選手とヘスス・シルベストレの試合結果
試合結果 | 宮崎亮選手が12ラウンド僅差の判定勝ち。2度目の防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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