WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | ドニー・ニエテス(フィリピン) 戦績:36戦31勝17KO1敗4分 |
挑戦者 | サミー・グティエレス(メキシコ) 戦績:44戦33勝23KO9敗2分 |
ドニー・ニエテス対サミー・グティエレスの試合内容
2階級制覇を誇る強打のドニー・ニエテスが2階級制覇を目指すサミー・グティエレスを迎える3度目の防衛戦。ミニマム級、ライトフライ級の2階級制覇を成し遂げた強打のドニー・ニエテスはタフなファイターのサミー・グティエレスを撃破することができるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながらポジションを変え、右ストレートと左フックを狙うチャンピオンのドニー・ニエテスに対して、挑戦者のサミー・グティエレスがガードを固めて距離を詰め、得意の右フックを強振する展開で始まります。
「グティエレスは立ち上がりからプレッシャーをかけて主導権を奪う作戦だね。一方のグティエレスは距離をキープしてカウンターを狙っているみたい。どっちの作戦が的中するかな?」と思っていると、1ラウンド残り1分、ドニー・ニエテスが強烈な右ストレートを叩き込み、サミー・グティエレスがロープへ吹っ飛びます。
「あ、効いた!」と思った瞬間、ドニー・ニエテスがサミー・グティエレスに襲いかかり、コンパクトなパンチを集めて、最後は強烈な右ストレート!足がもつれたサミー・グティエレスはリングに崩れ落ち、ドニー・ニエテスがダウンを奪います。
ダウンから立ち上がったサミー・グティエレスですが、ドニー・ニエテスが猛然と襲いかかり、右アッパーからショートの左フックで再びダウン!サミー・グティエレスは最初のダウンの影響で、足に力が入っていない印象です。いきなりドニー・ニエテスが主導権を握りましたね。
2ラウンドに入ると、ダウンを奪われたサミー・グティエレスが積極的にパンチを出しながら前進。攻撃型のサミー・グティエレスは「攻めることで、ニエテスの攻撃を防ぐ作戦」のようです。1ラウンドに2度のダウンを奪われたサミー・グティエレスですが、闘志はすごいですね。
ドニー・ニエテスがカウンターを浴びせ、サミー・グティエレスが耐えながらパンチを打ち返す展開が続き、迎えた3ラウンド終了間際。サミー・グティエレスが右ストレートを打ち込もうとした瞬間、ドニー・ニエテスが狙いすました右ストレートのカウンターを叩き込み、サミー・グティエレスが前のめりに崩れ落ちます。
「うわっ、これは決まった!」と思わず絶叫してしまう管理人。タフなサミー・グティエレスは何とか立ち上がりましたが、レフェリーがカウントの途中で試合をストップして、勝負あり。ドニー・ニエテスが3ラウンドTKO勝ちを飾り、3度目の防衛に成功しました。
ドニー・ニエテスがパワー、スピード、テクニックを駆使して、タフなサミー・グティエレスを圧倒した試合でしたね。ドニー・ニエテスが猛然と襲いかかる姿は「軽量級離れ」していて「ローマン・ゴンサレスと戦ったら、どっちが倒れるんだろう?」と空想しちゃいます。いつか実現してほしいなあ。
ドニー・ニエテス対サミー・グティエレスの試合結果
試合結果 | ドニー・ニエテスが3ラウンドTKO勝ち。3度のダウンを奪う快勝で、3度目の防衛に成功しました。 |