WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

ギジェルモ・リゴンドー対ジョセフ・アグベコの試合内容

全勝の快進撃を続ける「スーパーバンタム級最強」のギジェルモ・リゴンドーが2階級制覇を目指すタフなファイターのジョセフ・アグベコを迎えて統一タイトルの防衛戦を行います。ノニト・ドネアに快勝したギジェルモ・リゴンドーにとって、さらなるビッグマッチへ駒を進めるため、結果と内容が問われる防衛戦です。

試合は、左ジャブを突きながら飛び込むタイミングを狙う挑戦者のジョセフ・アグベコに対して、チャンピオンのギジェルモ・リゴンドーが距離をキープしながら左アッパーのカウンターを上下に打ち分ける展開で始まります。ギジェルモ・リゴンドーは、ジョセフ・アグベコが入ってくるところを狙っていますね。

「アグベコが頭を振りながら入るタイミングを狙っているんだけど、リゴンドーが動かないボディを攻撃するんで、アグベコは入るタイミングがつかめないね。さすがはリゴンドー。めちゃくちゃ頭脳的だよ」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。先制攻撃を仕掛けたいジョセフ・アグベコですが、いきなり「行きたくても行けない展開」になっちゃいました。

立ち上がりでタイミングをつかんだギジェルモ・リゴンドーは2ラウンド以降もジョセフ・アグベコを完璧にコントロール。4ラウンドに入ると、ジョセフ・アグベコがガードを固めて突進しますが、ギジェルモ・リゴンドーが左ストレートを連打して突き放し、パンチを当てさせません。

「アグベコも頭の位置を変えながら、何とか飛び込もうとしているだけど、スピードの違いがめっちゃ大きいなあ。動きのスピードもパンチのスピードもリゴンドーが一枚も二枚も上手だもん。完全にリゴンドーのペースになっちゃったね」と両者のスピードの違いに驚く管理人。ギジェルモ・リゴンドーのパンチだけが当たる一方的な展開になってきました。

終盤に入っても流れは変わらず、ギジェルモ・リゴンドーがジョセフ・アグベコの出鼻にパンチを叩き込む展開が続き、12ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。採点の結果、3人のジャッジすべてがギジェルモ・リゴンドーをフルマークで支持。ギジェルモ・リゴンドーがジョセフ・アグベコに快勝し、統一タイトルの防衛に成功しました。

ギジェルモ・リゴンドーのテクニックがジョセフ・アグベコのパワフルな攻撃を完璧に封じ込めた試合でしたね。ギジェルモ・リゴンドーらしく、立ち上がりに強いカウンターを打ち込んで警戒心を与え、距離をキープしながら完全に試合をコントロールする内容でしたね。

ジョセフ・アグベコを圧倒したギジェルモ・リゴンドーは将来的に一度勝っているノニト・ドネア、同じアマチュア出身でオリンピックの金メダリストで3月に世界タイトルへ挑戦するワシル・ロマチェンコとの対戦を希望しています。めちゃくちゃ玄人好みになっちゃうかもしれないのですが、めちゃくちゃ興味深い対戦ですね。プロのリングで「アマチュア頂上対決」が実現するかな？

ギジェルモ・リゴンドー対ジョセフ・アグベコの試合結果