IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | ジョナタン・ロメロ(コロンビア) 戦績:23戦全勝12KO |
挑戦者 | キコ・マルチネス(スペイン) 戦績:32戦28勝20KO4敗 |
ジョナタン・ロメロ対キコ・マルチネスの試合内容
全勝チャンピオンのジョナタン・ロメロが、世界タイトル初挑戦のキコ・マルチネスを迎えた注目の初防衛戦。コロンビア出身のジョナタン・ロメロとスペイン出身のキコ・マルチネスがアメリカを舞台に拳を交えるIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチです。
試合は、鋭い左ジャブを連打するチャンピオンのジョナタン・ロメロに対して、挑戦者のキコ・マルチネスがパンチを強く打ち込みながらプレッシャーをかける展開で始まります。挑戦者のキコ・マルチネスが立ち上がりから猛攻を仕掛けています。
「マルチネスの連打がすごいよ!迷いなく、真っ正面からズバッとロメロの懐に入っているね。マルチネスは思い切りがめっちゃいいなあ」とキコ・マルチネスの先制攻撃に拍手を送る管理人。1ラウンド残り1分には、キコ・マルチネスがボディから強烈な右フックを叩き込み、ジョナタン・ロメロの動きが止まります。
2ラウンドに入ると、チャンピオンのジョナタン・ロメロが大きく動き始め、アウトボクシングに徹します。一方、挑戦者のキコ・マルチネスは1ラウンドと同じく真っ向勝負。両者に距離が生まれたことで、ジョナタン・ロメロの長いワンツーが決まるようになってきました。
「テクニシャンとファイターの典型的な戦いになってきたね。ロメロが距離をキープして、先手でパンチを打ち込めるか?マルチネスが距離を詰めて、上下に連打を叩き込めるか?さあ、どっちが主導権を握るかな?」と一進一退の攻防に大興奮の管理人。
3ラウンドに入ると、キコ・マルチネスがプレッシャーを強め、ジョナタン・ロメロのボディへパンチを集めます。キコ・マルチネスはジョナタン・ロメロのフットワークを封じて、接近戦に巻き込む作戦のようです。ジョナタン・ロメロがキコ・マルチネスのボディブローを明らかに嫌がっています。
4ラウンドに入ると、キコ・マルチネスがさらにプレッシャーを強め、上下にパンチを打ち分けます。ジョナタン・ロメロも鋭いパンチで応戦しているのですが、キコ・マルチネスが構わず前進を続けます。試合が進むにつれて、手数とタフネスの違いが出始めてきたようです。
「マルチネスの手数がすごいよ!ロメロは苦しくなってきたなあ」と思い始めた6ラウンド中盤。キコ・マルチネスがジョナタン・ロメロの顔面に強烈な左フックを叩き込み、ジョナタン・ロメロが失速します。ジョナタン・ロメロは何とか距離を取ろうとしますが、フラフラ状態で、足に力が入っていない印象です。
一気に勝負を決めたキコ・マルチネスは、ジョナタン・ロメロをロープに詰めて、上下に強烈なパンチを連打!最後は、キコ・マルチネスが右ストレートを連打してジョナタン・ロメロをコーナーへ追い詰め、ラッシュしたところで、レフェリーが試合をストップ。キコ・マルチネスがジョナタン・ロメロに6ラウンドTKO勝ちを飾り、世界タイトル奪取に成功しました。
キコ・マルチネスの連打とタフネスが、ジョナタン・ロメロのテクニックを上回った試合でしたね。ジョナタン・ロメロの右ストレートに全くひるまなかったキコ・マルチネスに「ボクシングに全く迷いがないよ。気持ちのいいボクシングだなあ」とうなってしまった初戴冠でした。器用なタイプじゃないと思うのですが、攻撃的なボクシングはめっちゃ魅力的ですね!
ジョナタン・ロメロ対キコ・マルチネスの試合結果
試合結果 | キコ・マルチネスが6ラウンドTKO勝ち。世界タイトル初挑戦で、悲願のベルト奪取に成功しました。 |