WBCシルバー・フライ級タイトルマッチ
チャンピオン | エドガル・ソーサ(メキシコ) 戦績:55戦48勝29KO7敗 |
挑戦者 | ジョバンニ・セグラ(メキシコ) 戦績:32戦29勝25KO2敗1分 |
エドガル・ソーサ対ジョバンニ・セグラの試合内容
ライトフライ級で頂点に君臨した技巧派のエドガル・ソーサと強打者のジョバンニ・セグラが激突するメキシカン対決。日本の八重樫東選手をターゲットに2階級制覇を目指す両雄がフライ級を舞台に繰り広げる注目のサバイバルマッチです。
試合は、上半身を振りながら懐へ飛び込み、体重を乗せたパンチを打ち込むサウスポーのジョバンニ・セグラに対して、エドガル・ソーサがパンチを出しながら距離をキープし、カウンターを狙う展開で始まります。ジョバンニ・セグラのプレッシャーがすさまじいですね。
「追うセグラ。迎えるソーサ。セグラのプレッシャーをめっちゃ強烈なんで、ソーサも負けじと応戦してるよ。わかりやすい我慢比べになりそうだぞ」と立ち上がりの攻防に大興奮していると、1ラウンド残り40秒、エドガル・ソーサの左フックがジョバンニ・セグラのアゴをとらえ、ジョバンニ・セグラの動きが止まります。
「あ、効いた!」と思った瞬間、エドガル・ソーサがジョバンニ・セグラをロープに詰めて上下にパンチを打ち分けます。ジョバンニ・セグラはロープにもたれながら、ダメージを抱えた状態で必死に応戦。両雄のプライドが1ラウンドから激しくぶつかり合っていますね。
試合は、プレッシャーをかけ続けながら、パンチを打ち込もうとするジョバンニ・セグラに対して、エドガル・ソーサがカウンターで応戦する展開が続きます。先手で追いかけるジョバンニ・セグラ、カウンターを狙うジョバンニ・セグラの流れが続いていますね。
ジョバンニ・セグラのプレッシャーに巻き込まれてしまうボクサーも多いのですが、エドガル・ソーサは下って距離を保ちながら、必ずパンチを打ってジョバンニ・セグラの前進を止めようとしています。さすがは経験豊富なエドガル・ソーサですね。
中盤、終盤も同じような展開が続き、お互いが激しくパンチを交換し、12ラウンド終了のゴング。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、3人のジャッジすべてがエドガル・ソーサを支持。エドガル・ソーサがジョバンニ・セグラに12ラウンド判定勝ちを飾り、世界タイトル挑戦に近づきました。
エドガル・ソーサの的確なパンチが、ジョバンニ・セグラの突進を食い止めた試合でしたね。パンチの数がめちゃめちゃ多いスリリングな試合の勝敗を分けたポイントは、両雄の的中率の差でしょうか?エドガル・ソーサは決して派手なタイプじゃないんですけど、完成度はめちゃめちゃ高いですね。
エドガル・ソーサが勝利を手にしたことで、将来的に、WBC世界フライ級チャンピオンの八重樫東選手に挑戦する可能性が高まってきました。八重樫東選手が8月のオスカル・ブランケット戦をクリアすれば、年内に実現するかもしれません。今後の動向に注目しましょう。
エドガル・ソーサ対ジョバンニ・セグラの試合結果
試合結果 | エドガル・ソーサが12ラウンド判定勝ち。八重樫東選手の持つWBC世界フライ級タイトル挑戦を引き寄せました。 【公式ジャッジの採点結果】
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