日本ライトフライ級タイトルマッチ(10回戦)
チャンピオン | 田口良一(日本) 戦績:20戦18勝8KO1敗1分 |
挑戦者 | 井上尚弥(日本) 戦績:3戦全勝3KO |
田口良一選手と井上尚弥選手の試合内容
期待通りの活躍を続ける井上尚弥選手がチャンピオンの田口良一選手に挑戦する日本ライトフライ級タイトルマッチ。プロ4戦目の井上尚弥選手がタイトル奪取に成功すれば、日本タイトル獲得の最速タイ記録です。注目の大一番は手に汗握る熱戦になりました。
試合は、左ジャブを突きながら飛び込んで、左右のフックを狙うチャンピオンの田口良一選手に対して、挑戦者の井上尚弥選手が積極的にパンチを打ち込んで応戦する展開で始まります。田口良一選手が序盤からプレッシャーをかけているので、井上尚弥選手は力強いパンチで止める作戦のようです。
「おおお、予想以上にアグレッシブな立ち上がりだよ。どっちのパンチも当たりそうな距離だね。決着が意外と早いかもしれないなあ」と予想外の立ち上がりに驚く管理人。チャンピオンの田口良一選手は、序盤から飛ばして主導権を握ろうとする作戦ですね。
2ラウンドに入ると、田口良一選手がさらにプレッシャーを強めてパンチを強振します。ところが、ラウンド中盤、井上尚弥選手が左フックを叩き込み、田口良一選手の勢いを止めます。さらに、右ストレートと左アッパーを組み合わせ、バリエーション豊かなパンチを叩き込む井上尚弥選手。田口良一選手は歯を食いしばって耐えていますが、ヒットするシーンが増えてきました。
3ラウンド終盤には、井上尚弥選手が強烈なボディブローを連打し、田口良一選手の動きが止まります。「井上選手のペースになるかな?」と思ったのですが、足が動かない田口良一選手は井上尚弥選手を呼び込んで、強烈なフックで応戦。簡単に主導権を渡しません。
「井上選手の技術もすごいけど、田口選手の決意もすごいよ。苦しい状況で、必死に考えて、精一杯できる作戦を実行してるもん。どっちにとっても、きつい我慢比べになりそうだぞ」と大熱戦に大きな拍手を送る管理人。田口良一選手は、井上尚弥選手のボディブローをまともにもらっていますが、耐えながら逆転の一発を狙っている印象です。
中盤は、井上尚弥選手がボディブローを中心に攻撃を仕掛け、田口良一選手が懸命に反撃する展開が続きます。井上尚弥選手が主導権を握っているのですが、田口良一選手が驚異的な粘りで反撃。肉体的にも精神的にもタフな攻防が続いていますね。
ラスト3ラウンドは死闘!KO勝利を目指す井上尚弥選手に対して、田口良一選手が逆転KOを狙って左右のフックを強振します。将来を期待されるホープの井上尚弥選手と日本チャンピオンの田口良一選手のプライドがぶつかり合い、10ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。
勝敗は3人のジャッジに委ねられ、3人のジャッジすべてが井上尚弥選手を支持。井上尚弥選手が田口良一選手に10ラウンド判定勝ちを飾り、日本タイトル奪取に成功しました。4戦目の日本タイトル奪取は、史上5人目となる最速タイ記録です。
井上尚弥選手のパンチのバリエーションとスピードが、田口良一選手の突進を上回った試合でしたね。勝った井上尚弥選手はもちろん、敗れた田口良一選手にも大きな拍手を送りたいです。「井上選手にとっても田口選手にとっても、めちゃめちゃ大きな財産になるんじゃないかな?」と感じた美しき日本人対決でした!
田口良一選手と井上尚弥選手の試合結果
試合結果 | 井上尚弥選手が10ラウンド判定勝ち。4戦目で日本タイトル奪取に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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