WBC米大陸ヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン | デオンテイ・ワイルダー(アメリカ) 戦績:29戦全勝29KO |
挑戦者 | ニコライ・ファーサ(アメリカ) 戦績:32戦21勝8KO10敗1分 |
デオンテイ・ワイルダー対ニコライ・ファーサの試合内容
全勝全KOのパーフェクトレコードを誇るデオンテイ・ワイルダーが、タフなファイターのニコライ・ファーサと激突する注目のヘビー級対決。「アメリカ復権」の期待を背負うデオンテイ・ワイルダーは節目となる30戦目の試合をKO勝利で飾ることができるでしょうか?
試合が始まると同時に飛び出したボクサーはニコライ・ファーサ。デオンテイ・ワイルダーに猛然と襲いかかり、体を密着させながらパンチを強振しようとします。一方のデオンテイ・ワイルダーは下がりながら距離を取り、まずはニコライ・ファーサの奇襲を回避することに専念しているようです。
「ファーサが思い切った攻撃に出てるね。ワイルダーはロングの右ストレートが得意なんで、距離を詰めて、体を密着させることで、ワイルダーに右ストレートを打たせない作戦かな?ファーサがプレッシャーをかけ続けることができれば、おもしろい展開になりそうだぞ」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。ニコライ・ファーサは完全に序盤勝負ですね。
【Photo:Showtime】
ニコライ・ファーサが強烈なプレッシャーをかけ、デオンテイ・ワイルダーが距離を取る展開が続き、迎えた1分30秒すぎ。デオンテイ・ワイルダーが攻撃にシフトし、得意の右ストレートを打ち始めます。デオンテイ・ワイルダーはニコライ・ファーサが飛び込んでくるタイミングをつかんだようです。
「ありゃ、ワイルダーがファーサの動きに慣れてきたみたい。ワイルダーの適応力はすごいなあ」と思っていると、デオンテイ・ワイルダーが左ジャブから右ストレートを打ち込み、ニコライ・ファーサがダウンします。ダウンから立ち上がるニコライ・ファーサ。再開後、デオンテイ・ワイルダーが、右フックを叩き込み、2度目のダウンを奪います。
「ファーサの作戦は悪くないと思ったんだけどなあ。右ストレートを打ち始めると、ワイルダーはさすがに強いね」とデオンテイ・ワイルダーに拍手を送る管理人。2ラウンド以降は、デオンテイ・ワイルダーがニコライ・ファーサを左ジャブで突き放し、右ストレートを打ち込む展開が続きます。デオンテイ・ワイルダーが完全に主導権を握りましたね。
【Photo:Showtime】
4ラウンドに入ると、デオンテイ・ワイルダーが攻勢を強め、1分すぎ、強烈な左フックを叩き込みます。一気に勝負を決めたいデオンテイ・ワイルダーが体重を乗せた右ストレートを打ち込み、ニコライ・ファーサが後ろにバタンと倒れる衝撃的なダウンを奪います。
「いやー、決まった!すごい右ストレート!」と思わず絶叫してしまう破壊力です!ダウンを奪われたニコライ・ファーサは必死に立ち上がろうとしますが、レフェリーが試合をストップして勝負あり。デオンテイ・ワイルダーが4ラウンドTKO勝ちを飾り、30連勝を達成しました。
デオンテイ・ワイルダーのパワーとスピードがニコライ・ファーサのタフネスと情熱を上回った試合でしたね。立ち上がりこそ、ニコライ・ファーサの突進に戸惑った印象のあるデオンテイ・ワイルダーですが、終わってみれば、圧勝でした。2014年は「アメリカ復権」の野望に燃える全勝ホープのさらなる飛躍に期待したいです!
デオンテイ・ワイルダー対ニコライ・ファーサの試合結果
試合結果 | デオンテイ・ワイルダーが4ラウンドTKO勝ち。プロデビューから30連勝、30連続KOを達成しました。 |