WBC米大陸ヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン | デオンテイ・ワイルダー(アメリカ) 戦績:28戦全勝28KO |
挑戦者 | セルゲイ・リャコビッチ(ベラルーシ) 戦績:30戦25勝16KO5敗 |
デオンテイ・ワイルダー対セルゲイ・リャコビッチの試合内容
全勝全KOの快進撃を続けるアメリカ期待のデオンテイ・ワイルダーが、元世界チャンピオンのセルゲイ・リャコビッチと激突する注目のヘビー級対決です。デオンテイ・ワイルダーは新旧対決を制して、存在感をアピールすることができるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながらプレッシャーをかける元世界チャンピオンのセルゲイ・リャコビッチに対して、全勝ホープのデオンテイ・ワイルダーがガードを高く構えて、セルゲイ・リャコビッチの攻撃をしっかりとブロックする展開で始まります。
【Photo:Showtime】
「ワイルダーがいきなり仕掛ける可能性のほうが高いと思っていたけど、逆に、リャコビッチがプレッシャーをかけてるね。リャコビッチはワイルダーのリズムを崩して主導権を握ろうとする作戦かな?」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。立ち上がりは、37歳のセルゲイ・リャコビッチが27歳のデオンテイ・ワイルダーにプレッシャーをかけています。
静かな左ジャブの突き合いが続き、迎えた1ラウンド1分30秒すぎ。デオンテイ・ワイルダーが攻撃にシフトし、強烈なワンツーを叩き込みます。ヨロヨロとロープへ後退するセルゲイ・リャコビッチ。次の瞬間、デオンテイ・ワイルダーが右ストレートを再びセルゲイ・リャコビッチに叩き込み、セルゲイ・リャコビッチが崩れ落ちます!
【Photo:Showtime】
「ぎょえー、めっちゃ効いた!」と思わず叫んでしまう管理人。ダウンしたセルゲイ・リャコビッチは、意識が飛び、天地がわかっていないため、足と手をバタバタさせています。デオンテイ・ワイルダーのパンチの破壊力がわかる壮絶なダウンですね。
ダウン直後、セルゲイ・リャコビッチの状態に気付いたレフェリーが試合をストップし、勝負あり。全勝ホープのデオンテイ・ワイルダーが元世界チャンピオンのセルゲイ・リャコビッチに1ラウンドKO勝ちを飾り、新旧ヘビー級対決に快勝しました。
デオンテイ・ワイルダーが2発の右ストレートで一気に勝負を決めた衝撃のKO勝ちでしたね。ダウンして手足をバタバタさせるセルゲイ・リャコビッチを目にして「うわっ、大丈夫かな?」と心配したボクシングファンも多いのではないでしょうか?それくらいインパクトのあるKOでした。
ヘビー級は10月にウラディミール・クリチコ対アレクサンデル・ポベトキンの王座統一戦が控えています。「ワイルダーは2014年勝負だね。ワイルダーなら、アメリカにヘビー級タイトルを取り戻せる可能性が十分にあるよ」と期待が高まるアメリカ全勝ホープのKO劇でした。「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」の候補になるかな?
デオンテイ・ワイルダー対セルゲイ・リャコビッチの試合結果
試合結果 | デオンテイ・ワイルダーが1ラウンドKO勝ち。新旧対決に快勝し、デビューからの連勝と連続KOを29に伸ばしました。 |