WBA世界ミドル級タイトルマッチ

ゲンナディ・ゴロフキン対オスマヌ・アダマの試合内容

圧倒的な攻撃力を誇るWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが、悲願の世界タイトル奪取を目指すオスマヌ・アダマを迎えて10度目の防衛戦を行います。10連続KO防衛の大記録が期待されるゲンナディ・ゴロフキンの強打はさく裂するのでしょうか？

試合は、左ジャブを突きながら距離を詰めるチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンに対して、挑戦者のオスマヌ・アダマが左ジャブで応戦しながらカウンターを狙う展開で始まります。ゲンナディ・ゴロフキンが1ラウンドから強烈なプレッシャーをかけていますね。

「ゴロフキンのプレッシャーがめっちゃ強いよ。タフなアダマがゴロフキンのパンチを嫌がってるもん。アダマは後手に回らないようにしたいなあ」と思っていると、1ラウンド終了間際、ゲンナディ・ゴロフキンが強烈な左ジャブから右ストレートを打ち込み、オスマヌ・アダマがダウンします。

「ゴロフキンは狙い通りだよ。すごいなあ。逆に、アダマは最悪の立ち上がりになっちゃったね。フィジカルのダメージだけじゃなくて、メンタルのダメージが大きそうだなあ」と衝撃のオープニングに驚く管理人。2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンが、さらにプレッシャーを強めます。オスマヌ・アダマは必死にパンチを出して反撃していますが、ダメージが残っている印象です。

3ラウンド以降は、ゲンナディ・ゴロフキンがオスマヌ・アダマにプレッシャーをかけ続ける展開が続き、迎えた6ラウンド中盤。ゲンナディ・ゴロフキンの左フックが打ち込み、オスマヌ・アダマから2度目のダウンを奪います。オスマヌ・アダマはダメージがめっちゃ蓄積している印象です。

何とか立ち上がったオスマヌ・アダマですが、7ラウンドの立ち上がりに、ゲンナディ・ゴロフキンの左ジャブを浴び、3度目のダウン。最後は7ラウンド中盤、ゲンナディ・ゴロフキンが左フックを打ち込み、オスマヌ・アダマの動きが一瞬止まったところで、レフェリーが試合をストップ。ゲンナディ・ゴロフキンが7ラウンドTKO勝ちを飾り、10連続KO防衛に成功しました。

ゲンナディ・ゴロフキンがタフなオスマヌ・アダマを1ラウンドわすか3分で飲み込み、圧倒的な強さを見せつけた防衛戦でしたね。ゲンナディ・ゴロフキンが圧巻の強さで10連続KO防衛を達成したことで「他団体の世界チャンピオンや世界チャンピオン経験者じゃないと、ゴロフキンに勝てないどころか、勝負にならないよ」と改めて実感しました。強さが突き抜けていますもんね。

ゲンナディ・ゴロフキンが2013年にアメリカへ進出し、期待通りの活躍をしたことで、2014年はビッグマッチの期待が高まっています。フリオ・セサール・チャベス・ジュニアやアンドレ・ウォードをはじめ、人気と実力を兼ね備えたボクサーが対戦候補に浮上し、ゲンナディ・ゴロフキンの周辺が一気に慌ただしくなってきました。

個人的に、一発目のビッグマッチをめちゃくちゃ楽しみにしています！フリオ・セサール・チャベス・ジュニアであれ、アンドレ・ウォードであれ、別のスーパースターであれ、アメリカで活発に議論されている「ゴロフキン対策」に対して、ゲンナディ・ゴロフキンがどんな答えを出すのか、本当に楽しみです。2014年にビッグマッチが実現するとうれしいなあ。

ゲンナディ・ゴロフキン対オスマヌ・アダマの試合結果