WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | アドリアン・エルナンデス(メキシコ) 戦績:31戦28勝17KO2敗1分 |
挑戦者 | ジャニエル・リベラ(プエルトリコ) 戦績:13戦10勝6KO1敗2分 |
アドリアン・エルナンデス対ジャニエル・リベラの試合内容
攻撃的なボクシングで人気のWBC世界ライトフライ級チャンピオンのアドリアン・エルナンデスが、テクニシャンのジャニエル・リベラを迎えて4度目の防衛戦を行います。日本の井上尚弥選手がターゲットにするアドリアン・エルナンデスのボクシングに注目ですね。
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰め、自慢の強打を振り回すチャンピオンのアドリアン・エルナンデスに対して、挑戦者のジャニエル・リベラは左ジャブを突きながら距離をキープしてカウンターを狙う展開で始まります。アドリアン・エルナンデスが積極的に攻め込んでいますね。
「エルナンデスのプレッシャーがめっちゃ強烈だね。リベラは、パンチを出しながら距離をキープしようとしてるけど、強いパンチじゃないと、エルナンデスの前進は止まらないかも。どっちが主導権を握るかな?」と立ち上がりに注目する管理人。ボクシングのタイプが正反対なので、序盤の主導権争いが試合の流れを左右しそうな雰囲気です。
2ラウンドに入ると、アドリアン・エルナンデスがプレッシャーを強め、ジャニエル・リベラがロープに追い込まれるシーンが増えます。「いやー、リベラは厳しい展開だよ」と思っていると、2ラウンド残り30秒、アドリアン・エルナンデスがロングの左フックをボディから顔面へ返し、ジャニエル・リベラの体が流れます。
「うわっ、めっちゃ効いた!」と思った瞬間、アドリアン・エルナンデスがパワフルなパンチを上下に連打!強烈な右アッパーが決まり、アドリアン・エルナンデスのアゴが跳ね上がります。アドリアン・エルナンデスが得意とするロングの左フックが攻撃の起点になりましたね。
3ラウンドに入り、挑戦者のジャニエル・リベラは大きく動いてダメージの回復に努めます。しかし、チャンピオンのアドリアン・エルナンデスが追い回し、休む時間を与えません。休む時間も逃げるスペースも与えてもらえないジャニエル・リベラは、パンチを出して応戦する苦肉の策。アドリアン・エルナンデスが完全に主導権を握った印象です。
「エルナンデスはKOを狙ってるみたい」と思い始めた3ラウンド中盤、アドリアン・エルナンデスがジャニエル・リベラをコーナーへ詰め、ロングの右フックを強振!ジャニエル・リベラはダウンこそまぬがれていますが、ダメージはめっちゃ深そうですね。
最後は、ロープにもたれかかるジャニエル・リベラに対して、アドリアン・エルナンデスがパンチを連打したところで、レフェリーが試合をストップ!アドリアン・エルナンデスがジャニエル・リベラに3ラウンドTKO勝ちを飾り、4度目の防衛に成功しました。
アドリアン・エルナンデスが思い切りの良いパンチを振り回して、ジャニエル・リベラのテクニックを封じ込めた試合でしたね。「ロングのフックは軌道が独特で要注意だよ。勢いに乗せると強いなあ」と改めて感じたアドリアン・エルナンデスの防衛劇でした。
防衛に成功したアドリアン・エルナンデスは4月6日に日本で井上尚弥選手の挑戦を受けることが決定しています。パワーとタフネスのアドリアン・エルナンデスに対して、日本人ボクサーの世界タイトル奪取最短記録の更新を狙う井上尚弥選手がスピードと的確なコンビネーションブローを生かして、どんな戦いを見せてくれるのか、めっちゃ楽しみです。タフな我慢比べになりそうだなあ。
アドリアン・エルナンデス対ジャニエル・リベラの試合結果
試合結果 | アドリアン・エルナンデスが3ラウンドTKO勝ち。4度目の防衛に成功しました。 |