WBA・IBF世界ライトヘビー級王座統一戦
IBFチャンピオン | バーナード・ホプキンス(アメリカ) 戦績:64戦54勝32KO6敗2分2無効試合 |
WBAチャンピオン | ベイブト・シュメノフ(カザフスタン) 戦績:15戦14勝9KO1敗 |
バーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフの王座統一戦の試合内容
49歳でライトヘビー級の頂点に君臨するIBFチャンピオンのバーナード・ホプキンスがWBAチャンピオンのベイブト・シュメノフと激突する注目の王座統一戦。バーナード・ホプキンスが勝てば、ボクシング史上最年長の統一チャンピオンが誕生する歴史的な大一番です。
試合は、左ジャブを突きながら得意の右ストレートを打ち込むタイミングを狙うベイブト・シュメノフに対して、バーナード・ホプキンスが左右に動きながら戦力を分析する展開でスタートします。どちらもお互いの作戦を探っている静かな立ち上がりですね。
「シュメノフは行きたいと思うんだけど、ホプキンスがカウンターを狙ってる空気を感じるのかな?たくさん見せちゃうと読まれちゃうんで、得意の右ストレートを温存している可能性もありそうだなあ。手数はお互いにめっちゃ少ないけど、独特の駆け引きが楽しいね」と静かな駆け引きを食い入るようにチェックする管理人。ベイブト・シュメノフは普段より緊張している気がします。
【Photo:Showtime】
2ラウンドに入ると、ベイブト・シュメノフが猛然とラッシュ!バーナード・ホプキンスに襲いかかりますが、百戦錬磨の「戦う伝説」は全く慌てることなく、クリンチで攻撃を回避します。3ラウンドに入ると、バーナード・ホプキンスが左ジャブを連打し、ポイントを確実に奪います。
「ホプキンスが少しずつシュメノフの動きに慣れてきたかな?でも、シュメノフは右ストレートと左フックを温存しているんで、まだまだわからないよ。シュメノフは後半勝負を狙ってるかも」とフェイントのかけ合いが続く心理戦の行方を見守る管理人。ラウンドが進むにつれて、バーナード・ホプキンスのパンチが当たるシーンが増えてきましたね。
5ラウンドに入ると、バーナード・ホプキンスが、いきなりの右ストレートを連打し、ベイブト・シュメノフの顔面を何度もとらえます。百戦錬磨のバーナード・ホプキンスがベイブト・シュメノフをコントロールし始めましたね。ラウンドが進むにつれて、バーナード・ホプキンスがペースを握る展開となり、迎えた10ラウンド、ベイブト・シュメノフが逆転を目指して勝負に出ます。
【Photo:Showtime】
しかし、バーナード・ホプキンスがボディワークを駆使してベイブト・シュメノフの攻撃を回避。逆に、11ラウンド1分、バーナード・ホプキンスが強烈な右ストレートをテンプルに叩き込み、ベイブト・シュメノフの腰がガクンと落ちるダウンを奪います。バーナード・ホプキンスの完璧な右ストレートがベイブト・シュメノフをとらえました!
ダウンを奪ったバーナード・ホプキンスは会場の大声援を受けながらKOを狙って攻め込みます。しかし、ベイブト・シュメノフも意地で踏ん張り、12ラウンド終了のゴング。採点の結果、バーナード・ホプキンスがベイブト・シュメノフに12ラウンド判定勝ちを飾り、王座統一に成功しました。ボクシング史上最年長となる49歳の統一チャンピオンの誕生です!
バーナード・ホプキンスが圧巻の試合運びでベイブト・シュメノフをシャットアウトした試合でしたね。ジャッジのひとりがベイブト・シュメノフを支持していましたが、内容は、バーナード・ホプキンスの圧勝だったと思います。「ライトヘビー級でも4団体統一できるんじゃないかな?」と思ってしまう「戦う伝説」のパフォーマンスでした。アドニス・スティーブンソン戦が観たい!
バーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフの王座統一戦の試合結果
試合結果 | バーナード・ホプキンスが12ラウンド判定勝ち。ボクシング史上最年長となる49歳で王座統一に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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