WBA世界スーパーフライ級王座決定戦
暫定チャンピオン | デンカオセーン・カオウィチット(タイ) 戦績:66戦62勝26KO3敗1分 |
ランキング2位 | 河野公平(日本) 戦績:37戦29勝12KO8敗 |
河野公平選手とデンカオセーン・カオウィチットの試合内容
日本の河野公平選手が、空位のWBA世界スーパーフライ級タイトルをかけて、暫定チャンピオンのデンカオセーン・カオウィチットと拳を交える王座統一戦。河野公平選手は、数々の日本人ボクサーの夢を打ち砕いてきたデンカオセーン・カオウィチットを撃破し、世界チャンピオンに返り咲くことができるでしょうか?
試合は、上半身を振りながらポジションを変え、パンチを打ち込むタイミングを狙う河野公平選手に対して、デンカオセーン・カオウィチットが左ジャブから右ストレートを打ち込む展開で始まります。お互いに相手の強打を警戒しながら戦っている印象です。
「デンカオセーンが力を温存しながら戦っているみたい。スタミナのことを考えて、あまり振り回していない印象だね。デンカオセーンがパンチを出してこないんで、河野選手は、着実にポイントを積み重ねて、後半へつなげたいなあ。長丁場になりそうな展開だぞ」と序盤の攻防に注目する管理人。予想より静かな立ち上がりですね。
3ラウンドに入ると、デンカオセーン・カオウィチットが手数を増やし、河野公平選手も応戦。試合が一気にヒートアップします。踏ん張って重いパンチを打ち込むデンカオセーン・カオウィチットに対して、河野公平選手は鋭い踏み込みから、体重を乗せた連打を打ち込み、デンカオセーン・カオウィチットの攻撃を食い止めようとしています。
一歩も引かない攻防が続き、迎えた4ラウンド中盤。河野公平選手がデンカオセーン・カオウィチットの右ストレートに合わせて、カウンターの右ストレートをアゴへ打ち込み、デンカオセーン・カオウィチットがリングに崩れ落ちます。完璧なカウンターが決まりましたね!
「よっしゃ!めちゃくちゃコンパクトな右ストレートだったね。デンカオセーンのダメージはどうだろう?」と河野公平選手に大きな拍手を送る管理人。ダメージの影響で動きの鈍っているデンカオセーン・カオウィチットですが、まだまだパンチに力が残っている印象です。
ダウンを奪った河野公平選手は5ラウンドから少し距離を取り、中間距離から踏み込んでパンチを狙います。河野公平選手が距離を取り始めたことで、接近戦の打ち合いではなく、お互いが左ジャブから右ストレートのカウンターを狙う展開に切り替わりました。お互いに、フェイントを入れながら、右ストレートを打ち込むための駆け引きが続きます。
一進一退の攻防が続き、迎えた8ラウンド30秒。上半身を振りながら飛び込むタイミングを狙っていた河野公平選手が鋭い右ストレートを打ち抜きます!次の瞬間、デンカオセーン・カオウィチットがリングに崩れ落ち、苦悶(くもん)の表情を浮かべます。
「めっちゃ効いてる!立てないんじゃないかな?立てないでしょ!」と思わず絶叫してしまう管理人。デンカオセーン・カオウィチットは10カウント以内に立ち上がることができず、勝負あり。河野公平選手がデンカオセーン・カオウィチットに8ラウンドKO勝ちを飾り、世界チャンピオンに返り咲きました。
すばらしすぎる!河野公平選手の執念、気迫、技術、戦術のすべてが、デンカオセーン・カオウィチットを上回った王座返り咲きでしたね。中盤は、河野公平選手もめっちゃ苦しかったと思うんですよ。デンカオセーン・カオウィチットの反撃に巻き込まれずに、冷静に勝利を引き寄せましたね。めっちゃクレバーだったなあ。男前すぎる河野公平選手の王座返り咲きでした。
河野公平選手とデンカオセーン・カオウィチットの試合結果
試合結果 | 河野公平選手が8ラウンドKO勝ち。激闘を勝ち抜き、王座返り咲きに成功しました。 |