WBAインターナショナル・ウェルター級タイトルマッチ
元WBC世界 ウェルター級チャンピオン |
ビクター・オルティス(アメリカ) 戦績:35戦29勝22KO4敗2分 |
元WBA世界 ウェルター級チャンピオン |
ルイス・コラーゾ(アメリカ) 戦績:39戦34勝17KO5敗 |
ビクター・オルティス対ルイス・コラーゾの試合内容
まさかの2連続KO負けを喫したビクター・オルティスが1年7か月ぶりの再起戦でルイス・コラーゾと対戦する注目のサウスポー対決。元世界チャンピオンの2人が、世界タイトル戦線浮上をかけて戦うサバイバルマッチです。復活を誓うビクター・オルティスに注目ですね。
試合は、フェイントを入れながら右ジャブを突き、左ストレートを打ち込むタイミングを狙うビクター・オルティスに対して、ルイス・コラーゾが距離をキープしながらカウンターを狙う展開で始まります。ビクター・オルティスが積極的にプレッシャーをかけていますね。
「オルティスは相変わらず強気のボクシングだね。コラーゾは半身に構えて、距離をキープしながらカウンターを狙ってるみたい。コラーゾが思い切り半身に構えているんで、オルティスは戦いづらそうだなあ」と立ち上がりの攻防に注目する管理人。ビクター・オルティスが積極的にパンチを打ち込んでいますが、ルイス・コラーゾが丁寧にブロックしながら反撃していますね。
【Photo:FOX Sports】
2ラウンドに入ると、ビクター・オルティスがプレッシャーを強めます。パンチを上下に打ち分けながら主導権を握る作戦のようです。一方、ルイス・コラーゾはフリッカー気味の右ジャブから鋭い左ストレートで応戦。1ラウンドに比べて、お互いに躍動感が出てきましたね。
「お互いのフットワークを止めるため、オルティスもコラーゾもボディを打っておきたいね。長丁場になりそうだぞ」と思い始めた2ラウンド終了間際。ビクター・オルティスが右フックを打ち込もうとしたタイミングで、ルイス・コラーゾがカウンターの右フックを合わせ、ビクター・オルティスがフラフラになります。
「めっちゃ効いた!まともにアゴに当たったんじゃないかな?」と思った瞬間、ルイス・コラーゾが左ストレートと右フックで追撃。フラフラのビクター・オルティスは、前のめりにロープへもたれかかり、リングにヒザを突いてダウン!ルイス・コラーゾのすさまじい右フックが決まりました!
「あああ、オルティスの目がうつろだよ。立ち上がれるかな?」とビクター・オルティスのダメージを確認する管理人。ビクター・オルティスはリングにヒザを突いたまま、動くことができず、レフェリーが10カウント!ビクター・オルティスがルイス・コラーゾに2ラウンドKO勝ちを飾り、元チャンピオン対決で、存在感を強烈にアピールしました。
ルイス・コラーゾの完璧な右フックが、復活にかけるビクター・オルティスの夢を打ち砕いた試合でしたね。ビクター・オルティスは得意の左ストレートが当たった勢いのまま、右フックを返そうとしたと思うのですが、ルイス・コラーゾの完璧な右フックが待っていました!
勝ったルイス・コラーゾは、WBA暫定世界ウェルター級チャンピオンのキース・サーマンに挑戦するプランが浮上しています。一方、敗れたビクター・オルティスは無念の3連続KO負け。引退も可能性に入れながら、進路を決定するとコメントしました。まだ27歳のビクター・オルティスですが、このまま引退しちゃう可能性もありそうですね。衝撃のサウスポー対決でした。
ビクター・オルティス対ルイス・コラーゾの試合結果
試合結果 | ルイス・コラーゾが2ラウンドKO勝ち。 |