WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | レオ・サンタクルス(メキシコ) 戦績:27戦26勝15KO1分 |
挑戦者 | クリスチャン・ミハレス(メキシコ) 戦績:58戦49勝23KO7敗2分 |
レオ・サンタクルス対クリスチャン・ミハレスの試合内容
無敗の快進撃を続ける2階級制覇チャンピオンのレオ・サンタクルスが、2階級制覇を目指すサウスポーのクリスチャン・ミハレスと激突する注目のタイトルマッチ。ファイターのレオ・サンタクルスとテクニシャンのクリスチャン・ミハレスが拳を交える楽しみな新旧メキシカン対決です。
試合は、ガードを高く構えて距離を詰めようとするチャンピオンのレオ・サンタクルスに対して、挑戦者のクリスチャン・ミハレスが、右ジャブを突きながらカウンターを狙う展開でスタートします。レオ・サンタクルスはワンツーから得意の左ボディブローを狙っているようです。
「ミハレスが予想より正面に立って戦ってるね。強いパンチでサンタクルスの突進を止める作戦かな?サンタクルスはボディブローでミハレスの足を止めようとしているみたい。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。レオ・サンタクルスはボディブロー、クリスチャン・ミハレスは左ストレートで突破口を切り開こうとしている印象です。
【Photo:Showtime】
序盤は、レオ・サンタクルスがクリスチャン・ミハレスにプレッシャーをかける展開が続き、迎えた4ラウンド残り1分。レオ・サンタクルスが右ストレートをボディに打ち込み、クリスチャン・ミハレスが後退します。サウスポー対策でしょうか?レオ・サンタクルスが右ストレートから攻撃を組み立てるシーンが目立つようになりました。
5ラウンドに入ると、レオ・サンタクルスが攻勢を強めます。一方のクリスチャン・ミハレスは大きく動きながらダメージを回復する作戦。しかし、レオ・サンタクルスが粘り強くプレッシャーをかけ、クリスチャン・ミハレスに休む時間を与えません。レオ・サンタクルスの連打と勢いがクリスチャン・ミハレスの経験とテクニックを上回り始めたようです。
試合は、レオ・サンタクルスがクリスチャン・ミハレスにプレッシャーをかけ、クリスチャン・ミハレスが必死に応戦する展開が続き、最終ラウンド終了のゴング。勝敗の3人のジャッジに委ねられ、レオ・サンタクルスがクリスチャン・ミハレスに12ラウンド大差の判定勝ちを飾りました。
【Photo:Showtime】
レオ・サンタクルスが休まず攻め続けて、クリスチャン・ミハレスの持ち味を封じ込めた試合でしたね。正直なところ、クリスチャン・ミハレスだったので、クリーンヒットを紙一重で回避したり、ダメージを逃がしながら、最終ラウンドまで、持ちこたえた印象です。真っ向勝負になると、レオ・サンタクルスの連打と突進が一段と光り輝きますね。
皆さんがご指摘されるように、管理人も「サンタクルスはやっぱりサウスポーが苦手なのかも。オーソドックスと対戦するときに比べて、連打が続かない印象だなあ」と思いました。でも、12ラウンド休みなく動き続けられるボクサーなので「サンタクルスに負けないスタミナがないと、構えや展開に関わらず、勝つことは難しいかな?」と感じました。やっぱり、強いですね。
ベテランのサウスポーに大差の判定勝ちを飾り、2度目の防衛に成功したレオ・サンタクルス。「初防衛戦と比べて、上下に散らす右ストレートが有効だったね。サンタクルス陣営は、将来のビッグマッチを考えて、今のうちに、いろいろなタイプのサウスポーと対戦を重ねているのかもしれないなあ」と感じた新旧メキシカン対決でした。どこまで無敗の勢いが続くかな?
レオ・サンタクルス対クリスチャン・ミハレスの試合結果
試合結果 | レオ・サンタクルスが12ラウンド判定勝ち。2度目の防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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