WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ロバート・スティーグリッツ(ドイツ・ロシア出身) 戦績:49戦46勝26KO3敗 |
挑戦者 | アルツール・アブラハム(ドイツ・アルメニア出身) 戦績:42戦38勝28KO4敗 |
ロバート・スティーグリッツ対アルツール・アブラハムの第3戦の試合内容
WBO世界スーパーミドル級チャンピオンのロバート・スティーグリッツと前チャンピオンのアルツール・アブラハムが激突する因縁のラバーマッチ。過去に1勝1敗の激闘を演じた両雄の第3戦はどんな結末を迎えるのでしょうか?試合は立ち上がりから予想の展開でスタートします。
試合が始まると同時に、チャンピオンのロバート・スティーグリッツが猛然とラッシュします!一方、挑戦者のアルツール・アブラハムはガードとクリンチでディフェンスに専念。ロバート・スティーグリッツが立ち上がりからすさまじいプレッシャーをかけていますね。
「スティーグリッツは再戦でTKOした自信がみなぎっている感じだね。逆に、アブラハムは冷静に戦ってるよ。パンチはあまり当たってないもんね。スティーグリッツの作戦が吉と出るか、凶と出るか、楽しみだなあ」と立ち上がりの攻防に大興奮の管理人。再戦の流れが続いているようなラバーマッチの1ラウンドでしたね。ロバート・スティーグリッツがめっちゃ攻撃的です。
2ラウンドに入ると、ロバート・スティーグリッツがさらにプレッシャーを強め、主導権を握ろうとします。一方、アルツール・アブラハムは力強い右ストレートを打ち込んで、ロバート・スティーグリッツの前進を食い止めようとしています。アルツール・アブラハムもパンチを出し始めましたね。
ロバート・スティーグリッツが前進を続け、迎えた3ラウンド終了間際、アルツール・アブラハムが強烈な右ストレートのカウンターをテンプルへ叩き込み、ロバート・スティーグリッツの動きが鈍ります。タフなロバート・スティーグリッツはクリンチで追撃を回避しましたが、もう少し時間があれば、アルツール・アブラハムがクリンチを振りほどきそうな雰囲気でしたね。
4ラウンドに入ると、ロバート・スティーグリッツがアルツール・アブラハムのカウンターを警戒しながら前進を続けます。一方のアルツール・アブラハムはガードを固めるディフェンスだけでなく、左右に動いて距離を作りながら、右ストレートのカウンターを狙います。基本的な戦い方は同じですが、両者のボクシングに少し変化が生まれているようです。
「スティーグリッツの的中率も高いわけじゃないと思うんだけど、アブラハムは手数が少ないなあ。プレッシャーをかけている分だけ、スティーグリッツのほうが好印象だよ。アブラハムはもう少し手数を出さないと、ポイントアウトされちゃうんじゃないかな?」と中盤の主導権争いに注目する管理人。ロバート・スティーグリッツが我慢して、前進を続けていますね。
8ラウンド中盤、アルツール・アブラハムがラビットパンチで1ポイント減点。「いやー、かなり接戦だと思うんで、1ポイントの減点が勝敗を左右するかもしれないね」と思っていると、今度は、9ラウンド中盤、ロバート・スティーグリッツがホールディングの反則で1ポイント減点されてしまいます。お互いに1ポイント減点され、試合は勝負の終盤に突入します。
終盤に入ると、ハイペースでプレッシャーをかけ続けたロバート・スティーグリッツが失速。一方のアルツール・アブラハムも疲れを抱えながらパンチを当て、ポイントを取り返します。アルツール・アブラハムが盛り返し、迎えた12ラウンド残り40秒。アルツール・アブラハムがスマッシュ気味のアッパーを突き上げ、ロバート・スティーグリッツの腰が落ちます。
「めっちゃ効いた!」と思った瞬間、アルツール・アブラハムが追撃の右ストレートを打ち込み、ロバート・スティーグリッツがリングに手とヒザを突いてダウン!アルツール・アブラハムが最後の最後でダウンを奪い、因縁のラバーマッチの勝敗は、3人のジャッジにゆだねられます。
採点の結果、2人のジャッジがアルツール・アブラハム、1人のジャッジがロバート・スティーグリッツを支持。アルツール・アブラハムがロバート・スティーグリッツに12ラウンド判定勝ちを飾り、世界チャンピオン返り咲きに成功しました。
いやー、お互いのプライドがぶつかり合った劇的なラバーマッチでしたね。ロバート・スティーグリッツのスタミナが切れてしまい、アルツール・アブラハムに逆転を許す結果になってしまいましたが、アルツール・アブラハムもロバート・スティーグリッツも感動的なボクシングだったと思います。第3戦も名勝負だったので、第4戦もあるんじゃないかな?期待しましょう!
ロバート・スティーグリッツ対アルツール・アブラハムの第3戦の試合結果
試合結果 | アルツール・アブラハムが12ラウンド判定勝ち。ラバーマッチに勝利し、世界チャンピオン返り咲きです。 【公式ジャッジの採点結果】
|