IBF世界スーパーウェルター級タイトル挑戦者決定戦
ランキング4位 | ジャーマル・チャーロ(アメリカ) 戦績:19戦全勝15KO |
ランキング9位 | レニー・ボッタイ(イタリア) 戦績:24戦22勝9KO2敗 |
ジャーマル・チャーロ対レニー・ボッタイの試合内容
ランキング4位のジャーマル・チャーロとランキング9位のレニー・ボッタイが激突するIBF世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦。チャンピオンのコーネリアス・バンドレイジに挑戦するチャンスを引き寄せるボクサーは、全勝の快進撃を続けるアメリカ期待のジャーマル・チャーロでしょうか?それとも、イタリアから乗り込んできたレニー・ボッタイでしょうか?
試合は、ガードを固めて距離を詰め、得意のフックを狙おうとするレニー・ボッタイに対して、ジャーマル・チャーロが強い左ジャブと右ストレートで突き放そうとする展開で始まります。長身で懐の深いジャーマル・チャーロがうまく距離をキープしていますね。
「ボッタイが勇敢に距離を詰めて飛び込もうとしているんだけど、チャーロがうまく戦っているね。ボッタイは距離の違いをどうやって克服するんだろう?」と思っていると、2ラウンド1分すぎ、ジャーマル・チャーロが強烈な左ボディブローを叩き込み、レニー・ボッタイの動きが止まります。「うぎゃ!めっちゃ効いた」と思わず叫んでしまう完璧な左ボディブローです。
【Photo:Showtime】
ジャーマル・チャーロがレニー・ボッタイを強いパンチで突き放す展開が続き、迎えた3ラウンド開始30秒。ジャーマル・チャーロがコンパクトな左フックをテンプルへ叩き込み、レニー・ボッタイがリングに崩れ落ちます。ダウンを奪われたレニー・ボッタイは必死に立ち上がろうとしますが、体を支えることができません。めちゃめちゃダメージが深いですね。
「強いパンチじゃなかったと思うんだけど、めちゃめちゃ効いてるよ」と思っていると、レニー・ボッタイのコンディションを確認したレフェリーが両手を大きく交差し、試合をストップ。ジャーマル・チャーロがレニー・ボッタイに3ラウンドKO勝ちを飾り、世界タイトル挑戦権を獲得しました。
いやー、すごい!めちゃめちゃキレのある左フックがさく裂しましたね。勝ったジャーマル・チャーロは2015年1月に更新されたIBFランキングで1位に躍進。ちなみに、ランキング2位が双子の弟のジャーメル・チャーロです。チャーロ兄弟はどちらも全勝で、階級も同じ。クリチコ兄弟の次は、チャーロ兄弟の時代が到来するかな?2015年は勝負の1年になりそうです!
ジャーマル・チャーロ対レニー・ボッタイの試合結果
試合結果 | ジャーマル・チャーロの3ラウンドKO勝ち。 |