WBA・WBO世界フライ級タイトルマッチ
チャンピオン | ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ) 戦績:28戦26勝19KO2敗 |
挑戦者 | ジョバンニ・セグラ(メキシコ) 戦績:36戦32勝28KO3敗1分 |
ファン・フランシスコ・エストラーダ対ジョバンニ・セグラの試合内容
激戦区フライ級の2本のベルトを保持する統一チャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダが、2階級制覇を目指す強打のジョバンニ・セグラを迎える新旧メキシカン対決です。攻防兼備のファン・フランシスコ・エストラーダか?攻撃重視のジョバンニ・セグラか?勇敢なメキシカン同士の激突は、ファンの期待を裏切らない大熱戦になりました。
試合は、真っ向から飛び込んで左右のフックを強振する挑戦者のジョバンニ・セグラに対して、チャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダが左ジャブから強烈なコンビネーションブローを上下に打ち分けて応戦する展開で始まります。ファン・フランシスコ・エストラーダは強いパンチを打ち込むことで、ジョバンニ・セグラの突進を止めようとしていますね。
「おおお!エストラーダは理想的な立ち上がりだよ。打たれることにも慣れているセグラだけど、エストラーダのパンチを受け続けると、さすがに12ラウンドまで持たないんじゃないかな?序盤からパンチを体に当てながらリズムを作りたいね」と序盤の攻防に大興奮の管理人。ファン・フランシスコ・エストラーダもジョバンニ・セグラも手数がめっちゃ多いですね。
2ラウンドに入ると、ジョバンニ・セグラがプレッシャーを強め、ガードを固めて猛然と前進します。一方、ファン・フランシスコ・エストラーダは距離をキープしながら右ストレートと左フックのカウンターで応戦。1ラウンドと比べて、両雄の距離が詰まり、接近戦の打ち合いが繰り広げられています。
接近戦の打ち合いが始まった直後は、ジョバンニ・セグラのパンチがファン・フランシスコ・エストラーダに当たるシーンが多かったのですが、ラウンドが進むにつれて、ファン・フランシスコ・エストラーダがジョバンニ・セグラのパンチを空振りさせ、打ち返すシーンが増えてきました。ファン・フランシスコ・エストラーダの左ボディブローがめっちゃ有効ですね。
ファン・フランシスコ・エストラーダが我慢しながら前進を続けるジョバンニ・セグラにパンチを叩き込む場面が増え、迎えた8ラウンド。ファン・フランシスコ・エストラーダの強烈な右ストレートがジョバンニ・セグラの顔面にヒットし、ジョバンニ・セグラの動きが鈍ります。打ち合いを続けている両雄ですが、ダメージの違いが顕著になってきましたね。
ファン・フランシスコ・エストラーダが攻め込む展開が続き、迎えた11ラウンド中盤。ファン・フランシスコ・エストラーダが左フックから右ストレートを連打し、ジョバンニ・セグラをコーナーへ詰めたところで、セコンドがギブアップを宣言。ファン・フランシスコ・エストラーダがジョバンニ・セグラに11ラウンドTKO勝ちを飾り、タイトル防衛に成功しました。
ファン・フランシスコ・エストラーダのコンビネーションブローが、ジョバンニ・セグラのパワフルなパンチを上回った試合でしたね。ファン・フランシスコ・エストラーダはまだ24歳です。強いなあ。今すぐ再戦すると、WBCチャンピオンのローマン・ゴンサレスに勝てない気がしますが、「打倒ロマゴン」の可能性を感じるチャンピオンですね。2016年くらいに再戦してほしいなあ。
ファン・フランシスコ・エストラーダ対ジョバンニ・セグラの試合結果
試合結果 | ファン・フランシスコ・エストラーダが11ラウンドTKO勝ち。3度目の防衛に成功しました。 |