WBA世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:29戦全勝26KO |
挑戦者 | ダニエル・ギール(オーストラリア) 戦績:32戦30勝16KO2敗 |
ゲンナディ・ゴロフキン対ダニエル・ギールの試合内容
全勝の快進撃を続けるWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが世界タイトル奪還に燃えるダニエル・ギールを迎えた11度目の防衛戦。ゲンナディ・ゴロフキンの11連続KO防衛か?ダニエル・ギールの王座返り咲きか?新旧チャンピオン対決は予想外の結末となりました!
試合は、力強い左ジャブを突きながらプレッシャーをかけるチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンに対して、挑戦者のダニエル・ギールが距離をキープしながら鋭い左ジャブから右ストレートを打ち込むタイミングを狙う展開で始まります。立ち上がりは、左ジャブの突き合いが続いていますね。
「ギールはスピードでゴロフキンに負けてないね。あとは、手数で上回ることができれば、おもしろい展開になるかも。ただ、パワーは、ゴロフキンが圧倒的に上回っているんで、クリーンヒットをもらわないように、ポジションに気を配って戦いたいね」と序盤の攻防に興味津々の管理人。新旧チャンピオンがめちゃめちゃ見応えのある主導権争いを繰り広げています。
【Photo:HBO】
1ラウンド中盤になると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強め、ダニエル・ギールをロープに追い込むシーンが増えます。パンチこそ当たっていませんが、ゲンナディ・ゴロフキンがダニエル・ギールの動きに慣れてきたのかもしれません。プレッシャーを感じているダニエル・ギールはゲンナディ・ゴロフキンの突進を止めるために強いパンチを打ち始めましたね。
2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンが手数を増やし、迎えた開始20秒。ゲンナディ・ゴロフキンがダニエル・ギールをロープに詰め、右ストレートを打ち込みます。ダッキングで回避しようとしたダニエル・ギールですが、ゲンナディ・ゴロフキンのパンチが後頭部をかすめてダウン!ゲンナディ・ゴロフキンがダニエル・ギールから早くもダウンを奪いました。
3ラウンドに入ると、ダウンを奪われたダニエル・ギールが大きく動き、ダメージを回復しながら反撃のパンチを打ち込みます。しかし、3ラウンド残り30秒、ダニエル・ギールの右ストレートがゲンナディ・ゴロフキンの顔面をとらえた直後、ゲンナディ・ゴロフキンが強烈な右ストレートをお返し!強打をアゴにもらってしまったダニエル・ギールがリングに崩れ落ちます。
【Photo:HBO】
「なんじゃ、そりゃ!ギールのパンチが先にクリーンヒットしたけど、不十分な体勢から打ったゴロフキンのパンチのほうが効いてるよ。すごいなあ」と2度目のダウンシーンに驚く管理人。ダウンから立ち上がったダニエル・ギールですが、試合を続行することはできず、勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンがダニエル・ギールに3ラウンドTKO勝ちを飾り、11連続KO防衛に成功しました。
ゲンナディ・ゴロフキンのパワーと冷静な試合運びが、ダニエル・ギールのテクニックと情熱を上回った試合でしたね。特に、2度目のダウンを奪ったゲンナディ・ゴロフキンの右ストレートが圧巻で「あんな体勢から強いパンチが打てるんだ。下半身が強くて踏ん張れるから、パンチに体重が乗るのかな?すごいパンチを見ちゃったなあ」とめちゃめちゃ驚きました。
実力者のダニエル・ギールにKO勝利を飾り、KO率を9割の大台に乗せたゲンナディ・ゴロフキン。「珍しくパンチをもらう場面も目立ったゴロフキンだったけど、結果は圧勝だったね。うーん、他団体の世界チャンピオンじゃないと、相手にならないんじゃないかな?」と改めて感じた新旧チャンピオン対決でした。11連続KO防衛って普通じゃないですね。ゲンナディ・ゴロフキン、すげえ!
ゲンナディ・ゴロフキン対ダニエル・ギールの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンが3ラウンドTKO勝ち。11度目の防衛に成功しました。 |