WBA・WBC世界ミドル級王座統一戦
WBAチャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:30戦全勝27KO |
前WBC暫定チャンピオン | マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ) 戦績:66戦59勝51KO6敗1分 |
ゲンナディ・ゴロフキン対マルコ・アントニオ・ルビオの試合内容
9割のKO率を誇るWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが、WBC暫定チャンピオンのマルコ・アントニオ・ルビオと激突する激戦区の王座統一戦。めちゃめちゃ楽しみにしていた大一番ですが、マルコ・アントニオ・ルビオが計量をパスできず、ゲンナディ・ゴロフキンが勝ったときだけ王座統一が認められる変則マッチとなりました。
11連続KO防衛を続けているゲンナディ・ゴロフキンが自慢の強打を披露し、12連続KO防衛と王座統一を果たすのでしょうか?それとも、マルコ・アントニオ・ルビオが意地を見せ、汚名返上の勝利を手にするのでしょうか?ビッグマッチを左右する決戦の幕開けを告げるゴングが鳴り響きます。
試合は、距離をキープしながらワンツーで突き放そうとするマルコ・アントニオ・ルビオに対して、ゲンナディ・ゴロフキンが左ジャブを突きながらプレッシャーをかけ、右ストレートを狙う展開で始まります。ゲンナディ・ゴロフキンもマルコ・アントニオ・ルビオも相手のパンチを警戒しながら戦っていますね。2人ともガードを意識しながら攻撃しています。
【Photo:HBO】
ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーをかける展開が続き、迎えた1ラウンド残り10秒、ゲンナディ・ゴロフキンの右ストレートがマルコ・アントニオ・ルビオの顔面にクリーンヒット。一方、マルコ・アントニオ・ルビオもすぐにパンチを打ち返して反撃します。ゲンナディ・ゴロフキンのプレッシャーが少しずつ強まり、1ラウンド終了のゴングが鳴り響きました。
2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強め、強烈なパンチを上下に打ち分けます。得意の左ボディブローがクリーンヒットするたび、タフなマルコ・アントニオ・ルビオの表情が変わりますね。マルコ・アントニオ・ルビオのガードが少しずつ下がってきたでしょうか?ゲンナディ・ゴロフキンのパンチが顔面とボディの両方に決まり始めています。
「ゴロフキンのペースになってきたなあ。ルビオは、守勢に回っちゃうと、攻め込まれるんで応戦したいよ。序盤のヤマ場だね」と試合の行方に注目していると、2ラウンド1分すぎ、ゲンナディ・ゴロフキンがマルコ・アントニオ・ルビオをロープに詰めて、狙いすました左フックを叩き込みます!マルコ・アントニオ・ルビオがバタンと倒れる強烈な一撃です。
【Photo:HBO】
「あああ、ルビオが戦意を失ってる感じだね。決まったかな?」とマルコ・アントニオ・ルビオのダメージを確認する管理人。マルコ・アントニオ・ルビオは何とか立ち上がりましたが、コンディションをチェックしたレフェリーが試合をストップし、勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンがマルコ・アントニオ・ルビオに2ラウンドKO勝ちを飾り、王座統一に成功しました。
ゲンナディ・ゴロフキンが的確な強打を急所に叩き込み、マルコ・アントニオ・ルビオを圧倒した王座統一戦でしたね。個人的に「ゴロフキンのディフェンスの能力を知りたいなあ。ルビオなら攻め込めるかも」と楽しみにしていたのですが、マルコ・アントニオ・ルビオは計量に失敗し、モチベーションを維持できなかったのかな?あっけなく終わったワンサイドな王座統一戦でしたね。
ゲンナディ・ゴロフキンが、ミゲール・コットやサウル・アルバレス、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアのビッグネームと対戦するためには、もう少し人気と知名度を上乗せする必要があると思いますが、インパクトのある勝ち方を続けているので、HBOが意外と早くゴーサインを出すかもしれません。2015年はゲンナディ・ゴロフキンからますます目が離せませんね!
ゲンナディ・ゴロフキン対マルコ・アントニオ・ルビオの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンが2ラウンドKO勝ちで王座統一に成功。 |