WBC世界フライ級タイトルマッチ

ローマン・ゴンサレス対ロッキー・フエンテスの試合内容

3階級制覇を成し遂げた「ニカラグアの小さな強打者」ローマン・ゴンサレスが、世界タイトル奪取に燃えるロッキー・フエンテスを迎える初防衛戦。珍しくKO宣言をしたローマン・ゴンサレスは、タフな強打者のロッキー・フエンテスをリングに沈めることができるでしょうか？

試合は、ガードを高く構え、ジワリジワリと距離を詰めるチャンピオンのローマン・ゴンサレスに対して、挑戦者のロッキー・フエンテスが強烈なオーバー・ハンド・ライトを狙う展開で始まります。ロッキー・フエンテスの思いきりの良い攻撃が目立つ立ち上がりです。

「フエンテスのオーバー・ハンド・ライトが当たりそうな雰囲気じゃない？手数勝負じゃなくて、一発勝負は英断かもしれないね。ゴンサレスにどんな変化が生まれるかな？」と序盤の攻防に大興奮の管理人。ロッキー・フエンテスの強烈なオーバー・ハンド・ライトが当たりそうな雰囲気はありますが、ローマン・ゴンサレスは全く作戦を変えず、真っ向勝負を貫いています。

2ラウンドに入ると、ローマン・ゴンサレスがプレッシャーを強め、上下に強烈なコンビネーションブローを連打！一方、ロッキー・フエンテスはローマン・ゴンサレスのパンチに耐えながら、力を込めたオーバー・ハンド・ライトを打ち返します。序盤からものすごい我慢比べが続いています。

強烈なプレッシャーをかけながら、上下にパンチを打ち分けるローマン・ゴンサレス。必死に我慢しながら、一撃にかけるロッキー・フエンテス。激しいパンチの交換が繰り広げられ、迎えた6ラウンド中盤、ローマン・ゴンサレスが強烈な左ボディブローを叩き込み、ロッキー・フエンテスがズルズルと後退します。

「ぎょえー！とんでもないロングの左ボディだよ」と思った次の瞬間、ローマン・ゴンサレスが右ストレートをテンプルへ叩き込み、ロッキー・フエンテスが前のめりに崩れ落ちます。ダウンから立ち上がったロッキー・フエンテスですが、体を支えることができず、フラフラしています。

「あああ、続行は難しいかな？ダメージがめっちゃ深いよ」と思ったのですが、レフェリーの判断は試合続行です。しかし、再開後、ローマン・ゴンサレスがパンチを連打し、ロッキー・フエンテスがフラフラになったところで、レフェリーが試合をストップ。ローマン・ゴンサレスがロッキー・フエンテスに6ラウンドTKO勝ちを飾り、WBC世界フライ級タイトルの初防衛に成功しました。

ローマン・ゴンサレスが真っ向勝負でロッキー・フエンテスを撃破した初防衛戦でしたね。ローマン・ゴンサレスのパワーとテクニック、ロッキー・フエンテスの勇敢な作戦に「すげえ！」を連発した白熱の攻防でした。両雄に特大の拍手を送りたい大激闘です！ローマン・ゴンサレスの攻撃だけでなく、打たれ強さを実感できる興味深い熱戦でした。2人とも勇敢だなあ。

ローマン・ゴンサレス対ロッキー・フエンテスの試合結果