IBF世界フェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | イブゲニー・グラドビッチ(ロシア) 戦績:19戦全勝9KO |
挑戦者 | ジェイソン・ベレス(プエルトリコ) 戦績:22戦全勝16KO |
イブゲニー・グラドビッチ対ジェイソン・ベレスの試合内容
手数の多い好戦的なボクシングでタイトルを守り続けるイブゲニー・グラドビッチが、初の世界タイトル挑戦に燃えるジェイソン・ベレスを迎えた4度目の防衛戦。全勝チャンピオンのイブゲニー・グラドビッチか?全勝チャレンジャーのジェイソン・ベレスか?激戦区フェザー級の全勝対決です!
試合は、上半身を振りながら距離を詰め、上下にパンチを打ち分けるチャンピオンのイブゲニー・グラドビッチに対して、挑戦者のジェイソン・ベレスが距離をキープしながら左ジャブを連打し、右ストレートを打ち込む展開で始まります。ジェイソン・ベレスが大きく動き、イブゲニー・グラドビッチが追いかける主導権争いでスタートしました。
「ベレスは左の使い方がめちゃめちゃうまいね。突き放すための左ジャブと回り込むための左フックが印象的だなあ。パンチを連打できる展開になると、グラドビッチのペースになると思うんだけど、我慢比べが続きそうだね」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。イブゲニー・グラドビッチとジェイソン・ベレスがそれぞれの持ち味を発揮する主導権争いですね。
3ラウンドに入ると、ジェイソン・ベレスが下がることをやめ、パンチを上下に打つことで、イブゲニー・グラドビッチの前進を食い止める作戦に切り替えます。一方、イブゲニー・グラドビッチは上半身を振りながら休まずパンチを連打。ジェイソン・ベレスのボディブローが効果的ですね。
「ベレスがうまく中間距離でパンチを打ち込んでいるね。ロングのボディブローがめっちゃうまいよ。グラドビッチは、もう一歩、踏み込めるとパンチをまとめることができそうなんだけどなあ。お互いに休めないタフな試合だね」と試合の行方に注目する管理人。どちらもパワーで勝負するタイプじゃないので、主導権を握るために、ものすごい手数を要求される展開になってきました!
後半に入ると、お互いに被弾するシーンが増え、主導権争いが激化!イブゲニー・グラドビッチはジェイソン・ベレスのパンチに耐えながら距離を詰め、左右のフックを連打します。一方、ジェイソン・ベレスは、イブゲニー・グラドビッチが飛び込むタイミングでフックとアッパーを上下に打ち分けて応戦。前半に比べて、お互いの距離が詰まり、体をくっつけて打ち合う場面が増えてきました!
「うわー、すごい試合になってきたよ。お互いに同じくらい疲れていると思うんだけど、試合展開に慣れているボクサーは、グラドビッチだよね?きれいなボクシングで勝ってきたベレスは正念場だよ」と両雄のコンディションに注目する管理人。イブゲニー・グラドビッチが攻めこむ展開が増えてきましたが、ジェイソン・ベレスが必死に応戦していますね。
終盤に入っても、お互いがパンチを交換する一進一退の攻防が続き、どちらも譲らないまま、12ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。勝敗は3人のジャッジにゆだねられ、採点の結果、1人がイブゲニー・グラドビッチ、1人がジェイソン・ベレス、1人がドロー。序盤から激しい主導権争いが続いた大接戦は、三者三様の引き分けに終わりました。
お互いが死力を尽くした大熱戦でしたね。中盤に入って、ジェイソン・ベレスの体が流れる場面が目立つようになり「グラドビッチのペースになるかな?」と思ったのですが、最後まで接戦が続きました。両雄の勝ちたい気持ちが伝わってくる名勝負でしたね。三者三様の引き分けだったので、再戦で決着をつけてほしいなあ。全勝対決にふさわしい激闘でした!
イブゲニー・グラドビッチ対ジェイソン・ベレスの試合結果
試合結果 | 三者三様の引き分け。イブゲニー・グラドビッチが4度目の防衛に成功。 【公式ジャッジの採点結果】
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