WBO世界ミドル級王座決定戦
ランキング1位 | マット・コロボフ(ロシア) 戦績:24戦全勝13KO |
ランキング4位 | アンディー・リー(アイルランド) 戦績:35戦33勝23KO2敗 |
マット・コロボフ対アンディー・リーの試合内容
全勝の快進撃を続けるマット・コロボフと激闘な逆転勝利でチャンスをつかんだアンディー・リーが空位のWBO世界ミドル級タイトルをかけて激突する王座決定戦です。マット・コロボフもアンディー・リーもサウスポー。悲願の世界タイトル奪取に成功するオリンピアンはどちらでしょうか?
試合は、フェイントを入れながら右ジャブを突き、左ストレートを打ち込むマット・コロボフに対して、アンディー・リーが距離をキープしながらカウンターを狙う展開で始まります。お互いがパンチを打ち込むタイミングを計算する静かな立ち上がりですね。
「コロボフが慎重に戦って、リーが攻撃する展開になると思ったんだけど、全く逆の立ち上がりだね。右ジャブの突き合い、プラスアルファのポイント合戦になるかもしれないなあ」と序盤の攻防に注目する管理人。お互いがフェイントをかけ合う、探り合いが続いています。
【オリンピアン対決!マット・コロボフ対アンディー・リーのハイライトです】
3ラウンドに入ると、アンディー・リーが左ストレートと右フックを強く打ち始め、きわどいタイミングでパンチが交差するシーンが増えます。マット・コロボフがプレッシャーを強めてきたので、アンディー・リーが強いパンチを打ち込んで応戦しています。どちらも譲らない主導権争いです。
一進一退の攻防が続き、迎えた6ラウンド1分。マット・コロボフが左ストレートを打ち込み、続けて、右フックを叩き込もうとした瞬間、アンディー・リーがコンパクトな右フックを叩き込み、マット・コロボフがバタバタと後退します。マット・コロボフは体を支えるだけで精一杯です。
「めっちゃ効いた!」と思った瞬間、アンディー・リーが体重を乗せたパンチを連打!マット・コロボフは必死にガードをして耐え抜こうとしますが、最後は、マット・コロボフが防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップ。アンディー・リーが6ラウンドTKO勝ちを飾り、悲願の世界タイトル奪取に成功しました。敗れたマット・コロボフは無念のプロ初黒星です。
すげえ!アンディー・リーが得意の右フックで世界タイトルを引き寄せましたね。めちゃめちゃパワフルなパンチではなかったと思うのですが、アンディー・リーの右フックはタイミングと角度が最高です!「また右フックの逆転だよ。コロボフがポイントアウトすると思ったんだけどなあ。リーの勝負強さが光ったね」と大きな拍手を送った劇的な新王者の誕生でした。
マット・コロボフ対アンディー・リーの試合結果
試合結果 | アンディー・リーの6ラウンドTKO勝ち。 |