WBC世界ライト級王座決定戦
WBCランキング1位 | ホルヘ・リナレス(ベネズエラ) 戦績:40戦37勝24KO3敗 |
WBCランキング2位 | ハビエル・プリエト(メキシコ) 戦績:33戦24勝18KO7敗2分 |
ホルヘ・リナレス対ハビエル・プリエトの試合内容
3階級制覇を目指すホルヘ・リナレスが初の世界タイトル奪取のチャンスに燃えるハビエル・プリエトと激突するWBC世界ライト級王座決定戦。チャンピオンだったオマール・フィゲロアの長期休養が決定し、ホルヘ・リナレスとハビエル・プリエトが拳を交えることになりました。待たされ続けたホルヘ・リナレスはハビエル・プリエトを撃破し、悲願の3階級制覇を達成できるでしょうか?
試合は、小刻みにポジションを変えながら鋭い左ジャブを打ち込むホルヘ・リナレスに対して、ハビエル・プリエトがガードを高く構え、力強い右フックで応戦する展開で始まります。どちらも相手の戦力を分析しながら戦う静かなオープニングラウンドでした。
「リナレスの左ジャブがめっちゃシャープだね。左の使い方は抜群にうまいよ。プリエトは手数で勝てないことを理解して戦っていると思うんで、大きいパンチに気をつけて、主導権を握りたいなあ」と序盤の攻防に興味津々の管理人。ホルヘ・リナレスのシャープな左ジャブがめちゃめちゃ印象に残る立ち上がりです。コンディションがめっちゃよさそうですね。
3ラウンドに入ると、ハビエル・プリエトがプレッシャーをかけ、独特のタイミングで強いパンチを打ち込みます。しかし、ホルヘ・リナレスが左ジャブとカウンターで応戦し、主導権を渡しません。ハビエル・プリエトは、ホルヘ・リナレスのサイドに回り込む動きについていけない印象です。
4ラウンドに入ると、ハビエル・プリエトがさらにプレッシャーを強め、勝負に出ます。ハビエル・プリエトは距離を詰めることで、スピード差を埋める作戦のようです。一方、ホルヘ・リナレスは距離をキープしながらカウンターを打ち込むタイミングを狙います。ハビエル・プリエトが強いプレッシャーをかけていますが、ホルヘ・リナレスは冷静に戦っていますね。
「プリエトはリナレスをロープへ詰めて連打したいと思うんだけど、リナレスが作戦を読んでいるみたい。強いパンチで前進を止めて、前に出られない状況を作りたいなあ」と思っていると、4ラウンド中盤、ホルヘ・リナレスが強烈な右ストレートを叩き込み、ハビエル・プリエトからダウンを奪います!ハビエル・プリエトの動きが一瞬止まり、体を支えられなくなって崩れ落ちるダウンです。
「やったー!完璧なワンツーだよ。決まったかな?めっちゃ効いてる!立てないでしょ?」と大興奮の管理人。ダウンしたハビエル・プリエトは10カウント以内に立ち上がることができず、勝負あり。ホルヘ・リナレスがハビエル・プリエトに4ラウンドKO勝ちを飾り、3階級制覇を達成しました!
ホルヘ・リナレスが完璧なボクシングでハビエル・プリエトを撃破しましたね。立ち上がりにプレッシャーをかけ、まずは押しておいて、相手が出てきたところで狙いすましたカウンター。試合開始からフィニッシュまでの流れがめちゃめちゃ美しかったです!日本に来てくれたハビエル・プリエトには申し訳ありませんが、「相手が悪かったなあ」としか言いようがないですね。
ホルヘ・リナレスに加えて、試合を放送したフジテレビの心意気もすばらしかったです。日本で育った「ベネズエラのゴールデンボーイ」のボクシングが年末のゴールデンタイムにオンエアされたことに大きな意味があると思うんですよ。「すべてが美しい勝利だったね。リナレスはやっぱり天才だよ」とテンションが上がりまくる3階級制覇でした!
ホルヘ・リナレス対ハビエル・プリエトの試合結果
試合結果 | ホルヘ・リナレスが4ラウンドTKO勝ち。3階級制覇に成功しました。 |