WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

三浦隆司選手とエドガル・プエルタの試合内容

強烈な左ストレートと魂のファイトスタイルでファンを魅了するWBC世界スーパーフェザー級チャンピオンの三浦隆司選手が、メキシコから乗り込んできたランキング1位のエドガル・プエルタと激突する注目のタイトルマッチ。三浦隆司選手はエドガル・プエルタを撃破し、ファン待望の王座統一戦へ駒を進めることができるでしょうか？

試合は、鋭い左ジャブで距離を確認しながら右ストレートを狙う挑戦者のエドガル・プエルタに対して、チャンピオンの三浦隆司選手がディフェンスを大事にしながら左ストレートを打ち込むタイミングを狙う展開で始まります。お互いに相手のパンチを警戒している印象です。

「おおお！動きの多いフェイントのかけ合いだね。プエルタの左ジャブが予想より伸びてくるなあ。でも、外して踏み込みか、引きつけることができれば、三浦選手のパンチが当たりそうな雰囲気はあるよ」と思っていると、1ラウンド中盤、三浦隆司選手がクリンチ際に左フックを叩き込み、エドガル・プエルタがガクンと崩れ落ちます。

「おおお！プエルタの出鼻をくじく、ナイスダウンだよ。ダメージが深いわけじゃないと思うけど、三浦選手の気持ちが楽になるダウンじゃないかな？」と大興奮の管理人。2ラウンドに入ると、ダウンを奪われたエドガル・プエルタが手数を増やして反撃を開始します。長い距離からパンチを打ち込み、三浦隆司選手が下がったところへ追撃のパンチを打ち込む作戦のようです。

一方、三浦隆司選手は距離をキープしながらエドガル・プエルタが飛び込んできたタイミングで上下に強烈なパンチを打ち込んで応戦。みぞおちを狙った三浦隆司選手の左アッパーがめちゃめちゃ効果的です。三浦隆司選手がボディブローを叩き込むたび、エドガル・プエルタの動きが一瞬止まりますね。ボディから攻め落とす見事な攻撃です。

3ラウンド終盤には、三浦隆司選手の強打が上下に決まり、エドガル・プエルタが後退。ラウンドが進むにつれて、三浦隆司選手がクリーンヒットを叩き込み、押し返す場面が増えてきました。立ち上がりこそ、エドガル・プエルタが手数で三浦隆司選手にプレッシャーをかける場面がありましたが、両雄の手数に差がなくなってきましたね。

「よっしゃ！三浦選手のペースになってきたよ。休む時間を与えないようにプレッシャーをかけ続けたいなあ」と思っていると、6ラウンド残り1分、三浦隆司選手の強烈な左ストレートがエドガル・プエルタの顔面を直撃し、エドガル・プエルタの腰が落ちます！

「めっちゃ効いた！」と思った瞬間、三浦隆司選手が距離を詰め、強烈な左アッパー！エドガル・プエルタは右フックを返してピンチを脱出しようとしますが、三浦隆司選手はエドガル・プエルタをロープに詰めて、ひるむことなく攻撃を続けます。フィニッシュを狙う三浦隆司選手に対して、エドガル・プエルタはロープを背負いながら何とか耐え抜いていますね。

しかし、三浦隆司選手が力強い左右のフックを連打し、追撃の左フック！さらに、右フックを打ち込み、エドガル・プエルタの体が流れたところで、レフェリーが試合をストップして、勝負あり。三浦隆司選手がエドガル・プエルタに6ラウンドTKO勝ちを飾り、3度目の防衛に成功しました。

三浦隆司選手が真っ向からエドガル・プエルタを押し切った防衛戦でしたね。三浦隆司選手のリングインの表情がめっちゃ険しくて、さらに、立ち上がりが手数の少ない展開だったので「パンチが少ないローペースで進んで、パンチを打ちにくい雰囲気ができちゃうと嫌だなあ」とちょっぴり心配していました。でも、1ラウンドのダウンで吹き飛んじゃいましたね。

三浦隆司選手が3度目の防衛に成功し、2015年は王座統一戦の期待が高まります。WBAチャンピオンの内山高志選手との再戦はもちろん、WBOチャンピオンのオルランド・サリドとの王座統一戦をめちゃめちゃ楽しみにしています。三浦隆司選手とオルランド・サリドの王座統一戦が実現したら「激闘王決定戦」になりそうだなあ。想像するだけで楽しすぎる王座統一戦です！

三浦隆司選手とエドガル・プエルタの試合結果