WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
チャンピオン | ドニー・ニエテス(フィリピン) 戦績:38戦33勝19KO1敗4分 |
挑戦者 | カルロス・ベラルデ(メキシコ) 戦績:30戦26勝14KO3敗1分 |
ドニー・ニエテス対カルロス・ベラルデの試合内容
2階級制覇の実績を誇るWBO世界ライトフライ級チャンピオンのドニー・ニエテスが、日本の宮崎亮選手と対戦した経験を持つカルロス・ベラルデと激突するタイトルマッチ。ビッグマッチを目指すドニー・ニエテスはカルロス・ベラルデを撃破できるでしょうか?
試合は、ガードを高く構えて距離を詰め、連打を狙う挑戦者のカルロス・ベラルデに対して、チャンピオンのドニー・ニエテスが距離をキープしながらパワフルなパンチを上下に打ち分ける展開で始まります。ドニー・ニエテスは、強いパンチで突き放そうとしていますね。
「ニエテスが距離をキープできるか、ベラルデが距離を詰められるかのわかりやすい勝負になりそうだね。ニエテスのパンチがめっちゃ強いんで、ベラルデは序盤から勝負したいよ」と立ち上がりの攻防に注目する管理人。カルロス・ベラルデは、いろいろな角度から飛んでくるドニー・ニエテスのパワフルなパンチをブロックしながら、我慢して近づこうとしていますね。
序盤は、カルロス・ベラルデがプレッシャーをかけますが、ドニー・ニエテスが突き放す展開が続きます。カルロス・ベラルデのパンチもヒットしているのですが、クリーンヒットの数だけを単純に比較すると、ドニー・ニエテスのほうが3倍くらい上回っている印象です。
「ベラルデは我慢して距離を詰めてボディから攻撃しているんだけどなあ。ニエテスのパワーと手数で帳消しにされている感じだね。ベラルデは苦しくなってきたなあ」と両雄のボクシングに注目する管理人。ドニー・ニエテスはポジションをうまく変えながら、カルロス・ベラルデに連打を許しません。的中率の差が、ポイントの差になっている印象です。
6ラウンドに入ると、ドニー・ニエテスがプレッシャーを強め、カルロス・ベラルデをロープに詰めて、パワフルなパンチを連打!一方、カルロス・ベラルデはガードを固めて耐え抜き、ボディブローで反撃します。ドニー・ニエテスが主導権を握り始めたことを間違いないと思うのですが、カルロス・ベラルデもボディブローを中心によく打ち返していますね。
「ニエテスのペースだけど、楽な展開じゃないよ。ベラルデは終盤勝負に持ち込めるかな?」と思っていると、7ラウンド残り1分、ドニー・ニエテスの頭がカルロス・ベラルデの左まぶたを直撃し、カルロス・ベラルデがカットしてしまいます。キズがめっちゃ深いですね。
カルロス・ベラルデは、7ラウンドを何とか耐え抜きましたが、結局、7ラウンド終了後、キズの影響でギブアップを宣言し、勝負あり。ドニー・ニエテスがカルロス・ベラルデに7ラウンド終了TKO勝ちを飾り、5度目の防衛戦に成功しました。
ドニー・ニエテスの多彩なパンチが、粘るカルロス・ベラルデを押し切った試合でしたね。カルロス・ベラルデのキズがめっちゃ深かったので「負傷判定になるかな?」と思ったのですが、レフェリーの判断は続行で、カルロス・ベラルデ陣営がギブアップする形になりました。ドニー・ニエテスのポジションニングの良さが目立つ防衛戦でした。
ドニー・ニエテス対カルロス・ベラルデの試合結果
試合結果 | ドニー・ニエテスの7ラウンド終了TKO勝ち。 |