IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ
チャンピオン | レイモント・ピーターソン(アメリカ) 戦績:35戦32勝16KO2敗1分 |
挑戦者 | エドガル・サンタナ(プエルトリコ) 戦績:33戦29勝20KO4敗 |
レイモント・ピーターソン対エドガル・サンタナの試合内容
激戦区スーパーライト級の世界タイトルを保持するレイモント・ピーターソンが、ベテランのエドガル・サンタナを迎えて3度目の防衛戦を行います。王座統一戦が期待されるレイモント・ピーターソンの防衛か?初の世界タイトル挑戦に燃えるエドガル・サンタナの初戴冠か?将来のビッグマッチを左右する決戦を告げるゴングが鳴り響きます。
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰めようとする挑戦者のエドガル・サンタナに対して、チャンピオンのレイモント・ピーターソンが大きく動きながら距離をキープして、鋭いパンチを上下に打ち分けて応戦する展開で始まります。レイモント・ピーターソンは慎重に戦っていますね。
「ピーターソンがサンタナの強打を警戒して、めっちゃ慎重に戦ってるね。ボディブローが目立つんで、後半勝負を考えているのかな?サンタナはあまりボディを打たせたくないね。序盤の主導権争いがカギを握りそうだなあ」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。エドガル・サンタナがレイモント・ピーターソンにプレッシャーをかけ続けられるかどうかで流れが決まりそうな雰囲気です。
【Photo:Showtime】
3ラウンドに入ると、レイモント・ピーターソンが前進するエドガル・サンタナに強烈な左ボディブローを連打!エドガル・サンタナも左ボディブローを打ち返して必死に応戦しますが、レイモント・ピーターソンのパンチの効果が目立ちます。攻撃だけでなく、ディフェンスの違いが顕著(けんちょ)になってきました。エドガル・サンタナはまともにパンチを被弾する苦しい展開です。
「ピーターソンは徹底したボディ攻撃だね。すばらしいよ!しかも、アッパーも決まってるね。サンタナは動けなくなる前に勝負したいよ」と中盤の攻防に注目する管理人。レイモント・ピーターソンが接近戦に応じる場面も多く、エドガル・サンタナのパンチも当たる距離で戦っています。エドガル・サンタナは何とか強いパンチを打ち込んで逆転の雰囲気を作りたいですね。
8ラウンドに入ると、レイモント・ピーターソンがファイタースタイルに切り替え、エドガル・サンタナを手数で圧倒。力強いパンチを上下に打ち分けて、エドガル・サンタナを後退させます。9ラウンドは、エドガル・サンタナが勝負をかけ、猛然と前進。しかし、レイモント・ピーターソンが丁寧にパンチをブロックし、強烈なパンチを上下に打ち分けて応戦します。
【Photo:Showtime】
「サンタナは勝負したんだけどなあ。はね返されちゃったね。苦しくなってきたなあ」と思い始めた10ラウンド残り30秒。レイモント・ピーターソンが上下に体重を乗せたパンチを連打します。必死にガードするエドガル・サンタナですが、最後は、防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップ!レイモント・ピーターソンが10ラウンドTKO勝ちで3度目の防衛に成功しました。
レイモント・ピーターソンがパワー、手数、スピード、テクニックのすべてでエドガル・サンタナを上回った内容でしたね。エドガル・サンタナも粘ったのですが、レイモント・ピーターソンが「強く打つところは打つ、休むところは休む」というメリハリをつけたボクシングで防衛に成功しました。レイモント・ピーターソンの特徴がよく出ていた防衛戦でしたね。
持ち味を発揮し、3度目の防衛に成功したレイモント・ピーターソン。ウェルター級へ転向するプランも示唆しているレイモント・ピーターソンですが、WBAとWBCのタイトルを保持する統一チャンピオンのダニー・ガルシアとの王座統一戦を最優先することを表明しています。レイモント・ピーターソンの手数とスピードはダニー・ガルシアにとって脅威になりそうですね。実現してほしいです!
レイモント・ピーターソン対エドガル・サンタナの試合結果
試合結果 | レイモント・ピーターソンが10ラウンドTKO勝ち。3度目の防衛に成功しました。 |