WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | スコット・クイッグ(イギリス) 戦績:31戦29勝22KO2分 |
挑戦者 | 大竹秀典(日本) 戦績:26戦22勝9KO1敗3分 |
大竹秀典選手とスコット・クイッグの試合内容
初の世界タイトル挑戦となる大竹秀典選手が敵地イギリスへ乗り込み、無敗チャンピオンのスコット・クイッグと激突するWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。大竹秀典選手は1万人以上のファンが詰めかけた完全アウェイの舞台でタイトル奪取に成功できるでしょうか?
試合は、ガードをガッチリと固めながら左ジャブを突く挑戦者の大竹秀典選手に対して、チャンピオンのスコット・クイッグがいろいろな角度からパンチを打ち込み、大竹秀典選手のブロックをこじ開けようとする展開で始まります。大竹秀典選手はディフェンスを大事に戦っていますね。
「クイッグのパンチのバリエーションがすごいなあ。ストレート、フック、アッパーがいろいろな角度から飛んでくるんで、大竹選手がガード重視になっちゃうね。クイッグを波に乗せないためにも、大竹選手はもう少しパンチを打ち返したいなあ」と序盤の攻防に注目する管理人。スコット・クイッグがプレッシャーをかけながら、上下にパンチを打ち分ける立ち上がりです。
序盤は、スコット・クイッグがボディブローとアッパーを効果的に使い、大竹秀典選手のガードのすき間を狙い打つ展開が続き、迎えた5ラウンド。スコット・クイッグが距離を取り、大竹秀典選手が前進する展開に変わります。大竹秀典選手は距離を詰めようとしますが、スコット・クイッグが大竹秀典選手の左ジャブに合わせて、右ストレートのカウンター!強くて的確なカウンターです。
「うぎゃ!めっちゃうまいなあ。でも、クイッグにとっても楽な展開じゃないはず。大竹選手がクイッグをロープに詰める場面が少しずつ増えてるよ。もう一歩、踏み込んでボディを狙いたいなあ。クイッグが焦る場面を作りたい!大竹選手、勝負だよ」と応援に力が入る管理人。大竹秀典選手は強いパンチをミックスして、スコット・クイッグにプレッシャーをかけたいですね。
9ラウンド序盤、スコット・クイッグが強烈な左ボディブローを打ち込み、大竹秀典選手の動きが止まります。「うわっ、やばい!」と思ったのですが、大竹秀典選手がボディブローを連打し、必死に応戦!お互いが体を密着させながら、休まず強いパンチを交換します。
10ラウンド序盤、大竹秀典選手がスコット・クイッグの左アッパーで右のまぶたをカット!出血してしまった大竹秀典選手はガードを固めて距離を詰め、スコット・クイッグに猛然と襲いかかります。体を密着させ、ボディブローを連打!逆転勝利を目指す大竹秀典選手の意気込みを感じる攻撃です。
一方、スコット・クイッグは回転の速い連打と強烈な一撃をミックスさせて応戦。11ラウンド終了間際、スコット・クイッグの左フックがテンプルをとらえ、大竹秀典選手の動きが一瞬止まります。大竹秀典選手が必死に距離を詰め、ボディを中心にパンチを集めているのですが、スコット・クイッグが大事な場面でクリーンヒットを叩き込み、主導権を渡しません。
最終ラウンドもスコット・クイッグがペースを渡さず、試合終了のゴングが鳴り響きます。勝敗は3人のジャッジにゆだねられ、3人のジャッジすべてがスコット・クイッグを支持。スコット・クイッグが大竹秀典選手に12ラウンド判定勝ちを飾り、5度目の防衛に成功しました。
スコット・クイッグのテクニックとパワーが、大竹秀典選手を夢を打ち砕いた試合でしたね。終盤、大竹秀典選手のボディブローが決まるシーンが増えたのですが、スコット・クイッグは、パワーとテクニックを兼ね備えていて、試合運びがうまいです。「大竹選手も粘り強く戦ったんだけどなあ。クイッグ、強いよ」と感じた大竹秀典選手の世界初挑戦でした。
大竹秀典選手とスコット・クイッグの試合結果
試合結果 | スコット・クイッグが12ラウンド判定勝ち。5度目の防衛に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
|