WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
チャンピオン | レオ・サンタクルス(メキシコ) 戦績:28戦27勝15KO1分 |
挑戦者 | マヌエル・ローマン(メキシコ) 戦績:23戦17勝6KO2敗3分1無効試合 |
レオ・サンタクルス対マヌエル・ローマンの試合内容
2階級制覇を達成した無敗チャンピオンのレオ・サンタクルスが、同じメキシカンのマヌエル・ローマンを迎える3度目の防衛戦。王座統一を目指すレオ・サンタクルスは、世界タイトル初挑戦のマヌエル・ローマンを撃破し、チャンピオンの存在感をアピールすることができるでしょうか?
試合は、ガードを高く構えながら距離を詰め、上下にパンチを打ち分けるチャンピオンのレオ・サンタクルスに対して、挑戦者のマヌエル・ローマンが距離をキープしようと動きながらパンチを打ち込んで応戦する展開で始まります。レオ・サンタクルスは立ち上がりから強烈なプレッシャーをかけて攻め込んでいますね。
「サンタクルスのプレッシャーがすごいなあ。ローマンは基本に忠実で、しっかりした実力を持っているボクサーだと思うんだけど、プレッシャーに負けてるね。距離を取るなら思いきり距離を取って、打ち合うなら覚悟を決めて打ち合ったほうがいいんじゃないかな?中途半端な距離は避けたいね」と思ってしまう立ち上がりです。パンチの威力が全く違いますね。
【Photo:Showtime】
2ラウンドに入ると、レオ・サンタクルスがプレッシャーを強め、マヌエル・ローマンの動きを観察しながら、パンチを打ち込みます。一方、マヌエル・ローマンは、レオ・サンタクルスが突進してくると、左サイドによけてパンチを回避。アウトボクシングで勝負する作戦のようです。
「ローマンの大きく動く作戦はナイスじゃないかな?サンタクルスのプレッシャーを回避しながら、コンパクトな連打を打ち込みたいね」と思っていると、2ラウンド40秒、ロープに追い詰められたマヌエル・ローマンが左ジャブを打ちながら左へ回り込もうと瞬間、レオ・サンタクルスがコンパクトな右ストレートを叩き込み、マヌエル・ローマンが崩れ落ちます。
「うぎゃ、完璧な右ストレート!あああ、めっちゃ効いてる。いやー、決まった!」と絶叫してしまう破壊力です!マヌエル・ローマンは必死に立ち上がりましたが、状態を確認したレフェリーが試合をストップし、勝負あり。レオ・サンタクルスがマヌエル・ローマンに2ラウンドTKO勝ちを飾り、3度目の防衛に成功しました。
いやー、すごい右ストレートでしたね!どちらかと言うと、フックとアッパーのイメージが強いレオ・サンタクルスですが、めちゃめちゃコンパクトな右ストレートでした。しかも、めっちゃ強烈です!ダウンした瞬間「あああ、決まった!」と確信できる強烈なフィニッシュブローを目にして「また強くなってる気がする」と感じたレオ・サンタクルスの3度目の防衛戦でした。
レオ・サンタクルス対マヌエル・ローマンの試合結果
試合結果 | レオ・サンタクルスが2ラウンドTKO勝ち。3度目の防衛に成功しました。 |