IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦
IBF3位・WBO1位 | 高山勝成(日本) 戦績:35戦27勝10KO7敗1無効試合 |
IBF6位・WBO2位 | 大平剛(日本) 戦績:17戦11勝1KO3敗3分 |
高山勝成選手と大平剛選手の試合内容
日本人ボクサー初の主要4団体の世界タイトル制覇を目指す高山勝成選手が、初の世界タイトル挑戦のチャンスをつかんだ大平剛選手と激突するIBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦。空位となった2本のベルトを手にする新チャンピオンはどちらでしょうか?歴史的な王座決定戦の幕開けです!
試合は、体の位置を変え、フェイントを入れながら距離を詰める高山勝成選手に対して、サウスポーの大平剛選手が距離をキープしながら左ストレートのカウンターを打ち込む展開でスタートします。最軽量級のミニマム級。高山勝成選手も大平剛選手もスピードがありますね。
高山勝成選手がプレッシャーをかけ、大平剛選手がカウンターで応戦する展開が続き、迎えた4ラウンド残り30秒、大平剛選手の左フックが高山勝成選手の顔面を直撃し、高山勝成選手の顔が跳ね上がります!大平剛選手の左ストレート、左フックがヒットする場面が増えてきました。
「大平選手のペースになるかな?」と思った5ラウンド。高山勝成選手が大平剛選手のパンチに耐えながら距離を詰め、ボディブローを連打します。大平剛選手のパンチも入っているのですが、高山勝成選手が必ず打ち返して、主導権を簡単に渡しません。高山勝成選手の左ボディブローがめっちゃ有効ですね。大平剛選手が腰を引いて逃がそうとする場面が増えてきました。
6ラウンドは、高山勝成選手がフェイントを入れながらプレッシャーをかける展開が続き、迎えた7ラウンド中盤。高山勝成選手がボディブローを連打して、大平剛選手をロープに追い詰め、回転の速い連打を上下に打ち分けます。高山勝成選手がすさまじい数のパンチを繰り出しています!
高山勝成選手の連打が30秒くらい続いたでしょうか?最後は、大平剛選手が防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップ!高山勝成選手が大平剛選手に7ラウンドTKO勝ちを飾り、2本のベルトを獲得しました。勝った高山勝成選手は日本人ボクサーとして初めて、WBA、WBC、IBF、WBOの主要4団体の世界タイトル制覇に成功です!
高山勝成選手がボディブローを突破口に大平剛選手を撃破した試合でしたね。苦しい5ラウンドに被弾を覚悟で懐へ飛び込み、ボディブローを連打して勝利を引き寄せた高山勝成選手。「苦しいラウンドで勝負できる高山選手の経験が勝利を引き寄せた試合だったね。大平選手も全力を尽くした名勝負だったなあ」と2人に大きく拍手を送った歴史的な王座決定戦でした。
高山勝成選手と大平剛選手の試合結果
試合結果 | 高山勝成選手が7ラウンドTKO勝ち。日本人ボクサーとして初めて主要4団体の世界タイトル制覇に成功しました。 |