WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦
WBAランキング6位 | アンドレ・ベルト(アメリカ・ハイチ出身) 戦績:32戦29勝22KO3敗 |
WBAランキング7位 | ホセシト・ロペス(アメリカ) 戦績:40戦33勝19KO6敗1無効試合 |
アンドレ・ベルト対ホセシト・ロペスの試合内容
王座返り咲きを狙うアンドレ・ベルトと悲願の世界タイトル奪取を目指すホセシト・ロペスが激突するWBA世界ウェルター級暫定王座決定戦。最激戦区ウェルター級の世界タイトルを獲得し、存在感をアピールするボクサーはどちらでしょうか?
試合は、ディフェンスを大事に戦いながらプレッシャーをかけるアンドレ・ベルトに対して、ホセシト・ロペスが距離をキープしながら上下にパンチを打ち分けて応戦する展開で始まります。アンドレ・ベルトがいつもと比べて、かなりガードを意識しながら戦っている印象です。
「前進するベルトが慎重に戦って、後退するロペスが積極的にパンチを打ち込む、おもしろい展開だなあ。どっちのパンチも当たりそうな雰囲気だね」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。アンドレ・ベルトが攻撃にシフトすると、一気にペースアップしそうな雰囲気です。
序盤は、アンドレ・ベルトがホセシト・ロペスにプレッシャーをかける展開が続きます。試合が進むにつれて、アンドレ・ベルトのパンチがヒットするシーンが増えてきました。ホセシト・ロペスはロープへ詰められるシーンが増えてきたので、もう少しリングを広く使いたいですね。
「ベルトのパンチが当たるようになってきたけど、ロペスのパンチも当たってるよ。主導権争いは互角だね。どっちが抜け出るかな?」と思い始めた6ラウンド開始40秒。アンドレ・ベルトが右ストレートをテンプルへ叩き込み、ホセシト・ロペスの動きが止まります。次の瞬間、アンドレ・ベルトが攻撃へシフト。パンチを連打して、右ストレートを浴びせ、ダウンを奪います。
ダウンから立ち上がるホセシト・ロペスですが、体に力が入っていない印象です。試合が再開されると、アンドレ・ベルトがすかさず距離を詰めて、会心の右ストレート!ホセシト・ロペスが再び崩れ落ちた瞬間、レフェリーが試合をストップして、勝負あり。アンドレ・ベルトがホセシト・ロペスに6ラウンドTKO勝ちを飾り、暫定タイトルを獲得しました。
アンドレ・ベルトが得意の右ストレートでダウンを奪い、一気に試合を決めましたね。ホセシト・ロペスもうまく戦っていたのですが、ちょっとロープに詰められる時間が増えちゃったかな?「攻撃へシフトすると、やっぱり、ベルトは強いなあ。攻守のバランス、スタミナ配分さえ間違わなければ、おもしろい存在だよ」と改めて思えるアンドレ・ベルトの復活でした!
アンドレ・ベルト対ホセシト・ロペスの試合結果
試合結果 | アンドレ・ベルトの6ラウンドTKO勝ち。 |