IBF北米ライトヘビー級タイトルマッチ

アルツール・ベテルビエフ対ガブリエル・カンピーリョの試合内容

プロ転向後7戦全勝7KOのパーフェクトレコードを誇るオリンピアンのアルツール・ベテルビエフが、WBA世界ライトヘビー級チャンピオンに君臨した経験を持つサウスポーのガブリエル・カンピーリョと激突する注目のテストマッチ。アルツール・ベテルビエフは、テクニシャンのガブリエル・カンピーリョに自慢の強打をヒットさせ、実力をアピールすることができるでしょうか？

試合は、右ジャブを突きながら左ストレートを打ち込もうとするサウスポーのガブリエル・カンピーリョに対して、アルツール・ベテルビエフが真っ向からプレッシャーをかける展開で始まります。アルツール・ベテルビエフが長身のガブリエル・カンピーリョの懐へ飛び込み、強烈なフックを一発一発に力を込めて打ち込む立ち上がりです。

「ベテルビエフのパンチはめっちゃ重いね。カンピーリョはできるだけ空振りさせたいなあ」と思っていると、1ラウンド50秒、アルツール・ベテルビエフの右フックがさく裂し、ガブリエル・カンピーリョの動きが止まります。次の瞬間、アルツール・ベテルビエフがパワフルなパンチを連打！わずか1分で、元世界チャンピオンのガブリエル・カンピーリョからダウンを奪いました。

2ラウンドに入ると、ダウンを奪われたガブリエル・カンピーリョが盛り返そうと攻撃にシフトします。しかし、アルツール・ベテルビエフがパワフルな左ジャブから強烈な右ストレート、体重を乗せた左右のフックで突き放し、反撃のチャンスを与えません。アルツール・ベテルビエフの左ジャブは、すさまじい破壊力ですね。実力者のガブリエル・カンピーリョが戸惑っています。

アルツール・ベテルビエフのペースで進み、迎えた4ラウンド開始30秒。アルツール・ベテルビエフが強烈なパンチを上下に打ち分け、ガブリエル・カンピーリョをロープへ後退させます。最後は、強烈な右フックで動きを止めて、右アッパー、左フックで勝負あり。アルツール・ベテルビエフがガブリエル・カンピーリョに4ラウンドTKO勝ちを飾り、全勝を8に伸ばしました。

アルツール・ベテルビエフの強さが目立ちまくった、すさまじいフィニッシュでしたね。意識をなくして崩れ落ちるガブリエル・カンピーリョに、追撃の左フックを叩き込めるアルツール・ベテルビエフの技術と闘争本能を目にして「パンチの重さはライトヘビー級ナンバーワンじゃない？激戦のライトヘビー級にすごい倒し屋が出てきたなあ」と度肝を抜かれたKO劇でした！

アルツール・ベテルビエフ対ガブリエル・カンピーリョの試合結果