WBA世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:32戦全勝29KO |
挑戦者 | ウィリー・モンロー・ジュニア(アメリカ) 戦績:20戦19勝6KO1敗 |
ゲンナディ・ゴロフキン対ウィリー・モンロー・ジュニアの試合内容
14連続KO防衛を期待される全勝チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが、サウスポーのウィリー・モンロー・ジュニアを迎えたWBA世界ミドル級タイトルマッチ。将来のメガマッチに意欲を見せるゲンナディ・ゴロフキンはテクニシャンのウィリー・モンロー・ジュニアをリングへ沈め、ファンの期待に応えることができるでしょうか?
試合は、右ジャブを突きながらサイドへ大きく動く挑戦者のウィリー・モンロー・ジュニアに対して、チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが左ジャブを突きながらプレッシャーを強め、強烈なパンチを打ち込もうとする展開で始まります。ウィリー・モンロー・ジュニアが、ゲンナディ・ゴロフキンのパンチが届かない場所をキープしながら戦っていますね。
「モンロー・ジュニアは予告どおり距離をキープしてきたね。さすがのゴロフキンも苦労しそうな立ち上がりだなあ」と思っていると、2ラウンド1分すぎ、ゲンナディ・ゴロフキンがウィリー・モンロー・ジュニアをコーナーへ詰めて、強烈な左フックをスイング!ウィリー・モンロー・ジュニアの左ストレートに合わせてカウンターを叩き込み、早くもダウンを奪います。
【ゴロフキンの14連続KO防衛か?モンロー・ジュニアの大金星か?】
ダウンを奪ったゲンナディ・ゴロフキンは連打で追撃し、右フックで再びウィリー・モンロー・ジュニアをリングへ沈めます。ウィリー・モンロー・ジュニアのダメージがめっちゃ深く「いやー、決まったかな?」と思ったのですが、挑戦者が必死に耐えぬき、2ラウンド終了のゴング。ゲンナディ・ゴロフキンが自慢の強打で早くも試合の主導権を握りましたね。
ところが、3ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンが失速。ウィリー・モンロー・ジュニアが足を止めて、ボディ攻撃を徹底します。ゲンナディ・ゴロフキンは無理をしてKOを狙わず、ディフェンスを大事にしながら戦っている印象ですが、ボディブローの影響もありそうですね。ゲンナディ・ゴロフキンがガードを下げて、ボディを守ろうとするシーンが増えてきました。
4ラウンドに入ると、ウィリー・モンロー・ジュニアがファイタースタイルに切り替え、勝負に出ます。一方、ゲンナディ・ゴロフキンはディフェンスに回るシーンが目立ちます。ウィリー・モンロー・ジュニアは、ゲンナディ・ゴロフキンにボディブローを意識させて、うまくコンパクトなパンチを集めていますね。ウィリー・モンロー・ジュニアの決意の反撃に大きな拍手が降り注ぎます。
しかし、6ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンが右ストレートを浴びせ、ウィリー・モンロー・ジュニアがロープへ後退。強烈な連打を浴び、耐え切れなくなったウィリー・モンロー・ジュニアが崩れ落ちます。3度目のダウンから立ち上がったウィリー・モンロー・ジュニアですが、続行することはできず、勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンが14連続KO防衛を飾りました。
ゲンナディ・ゴロフキンのパワフルな攻撃とウィリー・モンロー・ジュニアのねばり強い反撃がぶつかり合った熱戦でしたね。いろいろなタイプの挑戦者と戦いながら、連続KOを続けているゲンナディ・ゴロフキン。「苦戦したけど、やっぱり強いなあ。ビッグマッチへ向けて経験値を着実に蓄えてるね」と期待できるゲンナディ・ゴロフキンの14連続KO防衛でした。
ゲンナディ・ゴロフキン対ウィリー・モンロー・ジュニアの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンの6ラウンドTKO勝ち。 |