WBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ
チャンピオン | ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン) 戦績:31戦全勝28KO |
挑戦者 | マーティン・マレー(イギリス) 戦績:31戦29勝12KO1敗1分 |
ゲンナディ・ゴロフキン対マーティン・マレーの試合内容
WBAとWBC暫定の2本のベルトを保持するミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが王座返り咲きを狙うマーティン・マレーを迎える注目の防衛戦。強打と連打を兼ね備えた「ミドル級最強のファイター」ゲンナディ・ゴロフキンはタフなマーティン・マレーを撃破し、13連続KO防衛を成し遂げることができるでしょうか?
試合は、ゆっくりと前進しながら上下に強打を打ち込むチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンに対して、挑戦者のマーティン・マレーがガードを高く構えて、左ジャブとボディブローを中心に応戦する展開で始まります。注目のタイトルマッチは予想より静かな立ち上がりでスタートしました。
「マレーのガードが高いんで、ゴロフキンがどこを打とうかを探っているみたい。マレーの左ジャブからボディブローにつなげる攻撃はナイスだよ。マレーは攻撃の割合を増やして、ゴロフキンの手数を減らしたいなあ」と立ち上がりの攻防に興味津々の管理人。1ラウンド終盤になると、マーティン・マレーがクリンチを使い始め、ゲンナディ・ゴロフキンの攻撃を防ごうとします。
【Photo:HBO】
2ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強めます。応戦するマーティン・マレーのパンチも当たっていますが、破壊力の差が目立ちますね。3ラウンド終了間際には、ゲンナディ・ゴロフキンが強烈な左フックから右ストレートを打ち込み、マーティン・マレーの体が大きく流れます。ゲンナディ・ゴロフキンのパンチが少しずつ効いてきた印象です。
ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強め、迎えた4ラウンド。ゲンナディ・ゴロフキンが右フックのボディブローを叩き込み、マーティン・マレーがリングにヒザを突きます。ダウンから立ち上がったマーティン・マレーですが、再開後、ゲンナディ・ゴロフキンが猛然とラッシュ!マーティン・マレーをロープに詰めて右フックを浴びせ、2度目のダウンを奪います。
5ラウンドは、マーティン・マレーがなりふり構わずディフェンスに専念。ゲンナディ・ゴロフキンの猛攻に耐えられないと感じたのか、後半に入ると、攻撃にシフトします。マーティン・マレーのボディブローも決まっていますが、ゲンナディ・ゴロフキンが強打で消し去っていますね。
8ラウンドには、ゲンナディ・ゴロフキンが強烈な左フックを連打!マーティン・マレーはディフェンスをするだけで精一杯。ダメージがめちゃめちゃ深く、セコンドがストップしても、おかしくない状況です。終盤に入り、ゲンナディ・ゴロフキンに疲れが見え始めます。マーティン・マレーはボディブローを中心に反撃しますが、ゲンナディ・ゴロフキンが我慢して前進を続けます。
【Photo:HBO】
お互いの動きが鈍り、迎えた10ラウンド終了間際。ゲンナディ・ゴロフキンがマーティン・マレーのテンプルに右ストレートを叩き込み、3度目のダウンを奪います。ダウンを奪ったパンチだけでなく、直前のショートの右ストレートも効きましたね。ダウンから何とか立ち上がったマーティン・マレーですが、体がフラフラしています。ダメージがめちゃめちゃ深いですね。
11ラウンドに入ると、ゲンナディ・ゴロフキンがプレッシャーを強め、KOを狙います。マーティン・マレーはパンチを打ち返そうとしますが、ダメージと疲れの影響で、反撃できません。最後は、ゲンナディ・ゴロフキンがコーナーへ詰めて右ストレートを浴びせ、マーティン・マレーの腰が落ちたところで、勝負あり。ゲンナディ・ゴロフキンが13連続KO防衛に成功しました。
ゲンナディ・ゴロフキンが執念の猛攻でマーティン・マレーにTKO勝ちを飾りましたね。ゲンナディ・ゴロフキンのボディブローを打たれても表情に出さず、我慢して前進を続けることができる精神的な強さはすごいなあ。我慢比べになっても、めっちゃ強いことを証明しましたね!ゲンナディ・ゴロフキンの新たな強さを感じることができた、見事な13連続KO防衛でした。
ゲンナディ・ゴロフキン対マーティン・マレーの試合結果
試合結果 | ゲンナディ・ゴロフキンの11ラウンドTKO勝ち。 |