WBC世界フェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | ジョニー・ゴンサレス(メキシコ) 戦績:65戦57勝48KO8敗 |
挑戦者 | ゲイリー・ラッセル(アメリカ) 戦績:26戦25勝14KO1敗 |
ジョニー・ゴンサレス対ゲイリー・ラッセルの試合内容
プロ65戦のキャリアを誇るベテランのジョニー・ゴンサレスが、若きサウスポーのゲイリー・ラッセルを迎えるWBC世界フェザー級タイトルマッチ。ジョニー・ゴンサレスがベテランの底力を見せつけるのでしょうか?それとも、ゲイリー・ラッセルが悲願の世界タイトル奪取に成功するのでしょうか?注目の新旧対決はKO決着で幕を下ろしました。
試合は、上半身を振りながら独特のリズムでパンチを打ち込もうとするチャンピオンのジョニー・ゴンサレスに対して、挑戦者のゲイリー・ラッセルが鋭い右ジャブからコンパクトなパンチを打ち込む展開で始まります。ゲイリー・ラッセルのスピードが目立つ立ち上がりです。
「ラッセルの動きとパンチのスピードに、ゴンサレスが戸惑っている印象だね。ゴンサレスはどうやって射程圏内に近づくのかな?」と立ち上がりの攻防に興味津々。ゲイリー・ラッセルは距離をキープしながら、ジョニー・ゴンサレスがパンチを打ってきた瞬間、カウンターを打ち返してポイントを奪う見事な攻撃です。ジョニー・ゴンサレスが本当に戦いづらそうですね。
【ジョニー・ゴンサレス対ゲイリー・ラッセルはアンダーカード開催でした】
ゲイリー・ラッセルのコンパクトなパンチがジョニー・ゴンサレスをとらえるシーンが続き、迎えた3ラウンド終了間際。ゲイリー・ラッセルが左ストレートから右フックを返し、ジョニー・ゴンサレスからダウンを奪います。ダウンから立ち上がったジョニー・ゴンサレスですが、ダメージがめっちゃ深いですね。ラウンド終了間際のダウンじゃなければ、終わっていたかもしれません。
4ラウンドに入ると、ゲイリー・ラッセルが回転の速いパンチを連打し、ジョニー・ゴンサレスから2度目のダウンを奪います。ダウンから立ち上がったジョニー・ゴンサレスですが、再開直後、再びゲイリー・ラッセルの連打を浴びて、勝負あり。ゲイリー・ラッセルがベテランのジョニー・ゴンサレスに4ラウンドTKO勝ちを飾り、2度目の世界タイトル挑戦でベルトを獲得しました。
ゲイリー・ラッセルのスピードと手数が、ジョニー・ゴンサレスの強打を封じ込めた試合でしたね。百戦錬磨のジョニー・ゴンサレスですが、ゲイリー・ラッセルは最も相性の良くないタイプだったのかもしれません。「ラッセルのスピードとテクニックはすごいなあ。ベルトを巻いたことで、もっともっと強くなりそうだなあ」と期待できる王座交代劇でした。
ジョニー・ゴンサレス対ゲイリー・ラッセルの試合結果
試合結果 | ゲイリー・ラッセルの4ラウンドTKO勝ち。 |