WBO世界フェザー級タイトルマッチ
チャンピオン | ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ) 戦績:4戦3勝1KO1敗 |
挑戦者 | ガマリエル・ロドリゲス(プエルトリコ) 戦績:30戦25勝17KO2敗3分 |
ワシル・ロマチェンコ対ガマリエル・ロドリゲスの試合内容
プロ3戦目で世界タイトルを奪取したWBO世界フェザー級チャンピオンのワシル・ロマチェンコが、ランキング1位のガマリエル・ロドリゲスを迎える2度目の防衛戦。フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオのアンダーカードに登場した「もうひとりの天才」ワシル・ロマチェンコは世界が注目するイベントで存在感をアピールできるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながら右ストレートと左ボディブローを狙う挑戦者のガマリエル・ロドリゲスに対して、チャンピオンのワシル・ロマチェンコがガードを高く構えて、頭の位置を小刻みに変えながら、ガードの空いているところへパンチを打ち込む展開で始まります。
「ロマチェンコの落ち着きはすごいなあ。でも、ロドリゲスもめっちゃ技術の高いボクサーだよ。ロドリゲスの左ボディブローが当たる展開になると、おもしろくなりそうだぞ」と立ち上がりの攻防に興味津々。1ラウンドは、どちらも探りながら戦っている印象です。
2ラウンドに入ると、サウスポーのワシル・ロマチェンコがプレッシャーを強めます。右ジャブから連打へつなげ、ガマリエル・ロドリゲスが出てきたところを右フックで引っかけて回す教科書のようなボクシング。スピードの違いが少しずつ見えてきた2ラウンドでした。
試合は、ワシル・ロマチェンコのペースで進み、迎えた7ラウンド残り1分。ワシル・ロマチェンコが強烈な左ストレートをボディへ叩き込み、追撃を嫌ったガマリエル・ロドリゲスがリングにヒザを突きます。ダウンから立ち上がったガマリエル・ロドリゲスですが、苦しそうな表情です。
8ラウンドに入ると、ワシル・ロマチェンコが連打を浴びせ、ガマリエル・ロドリゲスはディフェンスをするだけで精一杯。ワシル・ロマチェンコがフィニッシュを狙い、迎えた9ラウンド開始30秒。強烈な右ボディブローから連打を浴びせ、ガマリエル・ロドリゲスから2度目のダウンを奪います。
ワンサイドゲームに戦意を失ってしまったガマリエル・ロドリゲスは10カウント以内に立ち上がることができず、勝負あり。ワシル・ロマチェンコがガマリエル・ロドリゲスに9ラウンドKO勝ちを飾り、世界が注目するイベントのアンダーカードで2度目の防衛に成功しました。
ワシル・ロマチェンコが的確な連打と圧倒的なテクニックを駆使して、ガマリエル・ロドリゲスを撃破しましたね。特に、ワシル・ロマチェンコが右サイドに動いて繰り出す右フックと左ストレートはめちゃくちゃ芸術的で「おおお!」と連発しながら観戦しました。ランキング1位の挑戦者を圧倒したので、次はビッグマッチに期待です!めちゃめちゃ強かったなあ。
ワシル・ロマチェンコ対ガマリエル・ロドリゲスの試合結果
試合結果 | ワシル・ロマチェンコの9ラウンドTKO勝ち。 |