WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン | バーメイン・スティバーン(カナダ) 戦績:26戦24勝21KO1敗1分 |
挑戦者 | デオンテイ・ワイルダー(アメリカ) 戦績:32戦全勝32KO |
バーメイン・スティバーン対デオンテイ・ワイルダーの試合内容
悲願のヘビー級タイトル奪取に成功したバーメイン・スティバーンが、悲願の世界タイトル奪取を目指すデオンテイ・ワイルダーを迎えるWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。バーメイン・スティバーンが初防衛に成功するのでしょうか?それとも、デオンテイ・ワイルダーが失われたヘビー級タイトルをアメリカへ取り戻すのでしょうか?世界中のファンが注目する強打者対決です!
試合は、ガードを高く構えながら距離を詰めるチャンピオンのバーメイン・スティバーンに対して、挑戦者のデオンテイ・ワイルダーが距離をキープして鋭い左ジャブと右ストレートで突き放す展開で始まります。デオンテイ・ワイルダーはガードをガッチリと固めるわけでなく、少し下げ気味にして、パンチを打ちやすい構えで戦っていますね。
「ワイルダーの左ジャブがすごいなあ。でも、スティバーンも我慢して距離を詰めて、右フックを打ち込もうとしているね。お互いにディフェンスを大事に戦っているけど、強いパンチでプレッシャーをかけたり、突き放そうとしたりするところがヘビー級らしくて楽しいなあ」と立ち上がりの攻防に拍手を送る管理人。当たれば終わりそうな緊張感がたまりませんね。
【Photo:Showtime】
2ラウンドに入ると、バーメイン・スティバーンがプレッシャーを強めます。「ワイルダーの強打が目の前を通過した直後に打ち返せるところは、さすがスティバーンだよ。お互いにとって、未知の戦いに突入しちゃった感じだね」と思っていると、2ラウンド終了間際、デオンテイ・ワイルダーが強烈な右ストレートを打ち込み、バーメイン・スティバーンの動きが止まります。
「うそっ!ブロックしたと思ったんだけどなあ。めっちゃ効いてるよ」と大興奮してしまう破壊力です。チャンス到来のデオンテイ・ワイルダーは迷わず攻撃へシフトし、自慢の強打をフルスイング!2ラウンド終了のゴングが鳴った直後、バーメイン・スティバーンがデオンテイ・ワイルダーに抱きつきながらリングへ崩れ落ちます。ダメージがめちゃめちゃ深いですね!
3ラウンドは、バーメイン・スティバーンがガードを固めながら我慢して距離を詰める展開でスタート。しかし、デオンテイ・ワイルダーがアウトボクシングをして、バーメイン・スティバーンに反撃のチャンスを与えません。豪快なKO勝利を続けてきたKO率100パーセントのデオンテイ・ワイルダーが左ジャブでコントロールする「見せていなかったスキル」を披露しています。
【Photo:Showtime】
デオンテイ・ワイルダーは7ラウンドにも強烈な右ストレートを叩き込みます。バーメイン・スティバーンがタフなので、耐え抜きましたが、ダメージがめっちゃ蓄積してきましたね。終盤は、デオンテイ・ワイルダーがバーメイン・スティバーンをアウトボクシングでコントロールする展開が続き、12ラウンド終了のゴング。勝敗は3人のジャッジにゆだねられます。
採点の結果、3人のジャッジすべてが大差で挑戦者のデオンテイ・ワイルダーを支持。32戦全勝32KOのパーフェクトレコードを誇るデオンテイ・ワイルダーが、バーメイン・スティバーンに12ラウンド判定勝ちを飾り、アメリカから姿を消したヘビー級タイトルの奪還に成功しました!敗れたバーメイン・スティバーンは初防衛に失敗し、無念の王座陥落です。
デオンテイ・ワイルダーが頭脳的なボクシングで、バーメイン・スティバーンのパワーとテクニックを封じ込めましたね。左ジャブがめちゃめちゃ効果的で「ポテンシャルの高さが証明されたね」と大興奮です!疲れが見え始めた終盤の「休みながら戦うボクシング」も見事でしたね。期待の全勝ホープが頂点へたどり着いた記念すべきアメリカ復権の瞬間でした!
バーメイン・スティバーン対デオンテイ・ワイルダーの試合結果
試合結果 | デオンテイ・ワイルダーの12ラウンド判定勝ち。初の世界戦で悲願のタイトル奪取に成功しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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