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ビクター・オルティスとネート・キャンベルの世界前哨戦

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スーパーライト級10回戦

WBA世界
スーパーライト級2位
ビクター・オルティス(アメリカ)
戦績:29戦26勝21KO2敗1分
元3団体統一世界
ライト級チャンピオン
ネート・キャンベル(アメリカ)
戦績:40戦33勝25KO5敗1分1無効試合

試合内容

次世代の世界チャンピオン候補、ビクター・オルティスが、元3団体統一世界ライト級チャンピオンのネート・キャンベルと激突するスーパーライト級ノンタイトルマッチです。新進気鋭のビクター・オルティスが世界タイトル挑戦に一歩近づくのか?返り咲きを狙うネート・キャンベルがベテランの底力を見せるのか?注目の新旧対決です。

試合は、ガードを固めて距離を詰め、打ち合いに持ち込みたいネート・キャンベルに対して、サウスポーのビクター・オルティスが右ジャブを突きながら距離を測り、左ストレート、右フックを狙う予想通りの展開で始まります。立ち上がりを観る限り、パンチ力は互角、スピードはビクター・オルティスが一枚上手というところでしょうか?

「このままオルティスが距離を保つ展開が続くと、ラウンドが進むにつれてキャンベルは苦しくなるかな」と思っていると、1ラウンド終了間際、ビクター・オルティスが前へ出てくるネート・キャンベルに右フックを引っ掛けてダウンを奪います。タイミングで奪ったダウンなので、肉体的なダメージは深くなさそうですが、精神的な効果はありそうですね。

2ラウンドに入ると、ネート・キャンベルが一段とプレッシャーを強め、ガードを高く構えながら距離を詰めてパンチを打ち込もうとします。これに対して、ビクター・オルティスはフットワークを使いながらカウンターを狙い、ネート・キャンベルのガード越しに強烈なパンチを打ち込みます。ガード越しでも威力が伝わるほどの強烈なパンチですね。

ネート・キャンベルとしてはプレッシャーをかけながらボディーを打って動きを止めようという作戦だと思うのですが、ビクター・オルティスのスピードが予想以上に速く、ネート・キャンベルはパンチを集めることができません。ときどき単発のパンチは当たるのですが、連打することができないため、ネート・キャンベルはいまいち波に乗れませんね。

その後もビクター・オルティスのスピードがネート・キャンベルのパワーを封じる展開が続き、12ラウンド終了。3人のジャッジすべてが大差でビクター・オルティスを支持し、ビクター・オルティスがネート・キャンベルとの新旧対決に勝利しました。

ビクター・オルティスのスピード、手数が、ネート・キャンベルの老獪なボクシングを封じ込めた試合でしたね。この試合のビクター・オルティスは、マルコス・マイダナに逆転負けを喫した暫定王座決定戦の反省を活かし、相手の真正面に立たず、常にポジションを変えながら戦っていました。

対戦相手がネート・キャンベルということもあって、ロープに追い詰められて単発のパンチをもらったり、後ろに下がらされたりする場面が目立ちましたが、ベテランのネート・キャンベルに主導権を渡すことなく、大差の判定勝ちを収めるところはさすがですね。

スーパーライト級はスピードとパワー、テクニックを兼ね備えたボクサーが揃っている階級ですが、ディフェンスとスタミナを強化して12ラウンド戦える持久力を養えば、ビクター・オルティスが世界チャンピオンベルトを手にする日も近いと思います。今後も注目の世界チャンピオン候補です。

試合結果

試合結果 ビクター・オルティスが10ラウンド3-0の判定勝ちでネート・キャンベルに勝利。
【公式ジャッジの採点結果】
  • 100-89
  • 100-89
  • 99-90
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