ノニト・ドネア「マニー・パッキャオのKO負けを非難することは誰にもできない」
フィリピンが生んだ4階級制覇チャンピオンのノニト・ドネア。12月15日(日本時間12月16日)に5階級制覇の実績を誇るメキシコの「やんちゃ坊主」ホルヘ・アルセ戦を控える軽量級のスーパースターが、ファン・マヌエル・マルケスに衝撃のKO負けを喫したマニー・パッキャオについてコメントを発表しました。
「パッキャオのKO負けは誰にでも起きることだよ。パッキャオとマルケスというボクシング界を代表する2人のスーパースターが全力を尽くして戦った結果、今回はパッキャオがリングに沈んだ。これがボクシングだよ」と同じフィリピン出身の英雄の敗戦について冷静に語りました。
「パッキャオが6ラウンドにKO負けを喫するまで、彼のミスはひとつかふたつしかなかったと思う。すごくアグレッシブに攻撃をしていたね。だから、パッキャオを批判することなんてできないよ。フィリピンのファンにも彼の負けを恥じてほしくないんだ」とリングに沈んだ「フィリピンの英雄」を擁護しました。
ボクシング史上2人目の6階級制覇を成し遂げ、ボクシング界に大きな貢献を続けているマニー・パッキャオ。ノニト・ドネアは「英雄」の敗戦後、フィリピン国民からの期待が大きくなったことを認め、次のように告白しています。
「フィリピンのボクシングファンから『パッキャオのためにリベンジしてほしい』『国の名誉を回復してほしい』と数えきれないくらい言われたよ。パッキャオは国民のヒーローだからね。みんな、本当に傷ついているんだよ」
「しかも、パッキャオがマルケスに負けた日は、アンダーカードに登場したメルシト・ヘスタもメキシカンのミゲール・バスケスに敗北してしまった。だから、フィリピン国民が『メキシカンに勝ってほしい』と私に期待する気持ちはよくわかるよ」
「ただ、一部の過激なファンの『フィリピン対メキシコの戦争だ』という意見には賛成できない。ボクシングの試合なんだ。対戦相手に敬意を払うことを絶対に忘れちゃいけないね」と過熱するファンの気持ちを鎮めるコメントを発表しました。
「私にできることは、これまで通り、ベストを尽くして戦うことだ。ボクサーの戦場であるリングで精一杯の努力をするよ。リングの外で起きていることは気にしないようにしているんだ。アルセに勝てるよう集中するよ」とホルヘ・アルセ戦に向けた意気込みを語りました。
小さい頃にアメリカへ移住したノニト・ドネアとフィリピンに住み続けているマニー・パッキャオ。2人を取り巻く環境こそ違えど、どちらもフィリピンが生んだボクシング界を代表するスーパースターであることに間違いはありません。
だからこそ、ノニト・ドネアはマニー・パッキャオが背負い続けたフィリピン国民の期待やスーパースターの過酷な重責を理解できるのだと思います。
フィリピン国民の期待を背負い、メキシコ人ボクサーのホルヘ・アルセと対戦するノニト・ドネア。ボクシング界のトップを走り続けたマニー・パッキャオから「フィリピンの英雄」の称号を受け継ぐ軽量級最強のボクサーは、闘志を胸に秘め、静かに決戦のリングへ向かいます。
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