フェザー級10回戦

フェルナンド・モンティエル対アンキー・アンコタの試合内容

3階級制覇の実績を誇る軽量級の人気ボクサーのフェルナンド・モンティエルが再起戦でアンキー・アンコタと拳を交えます。まさかの番狂わせで、ビクトル・テラサスに黒星を喫してしまったフェルナンド・モンティエル。大切な再起戦で復活をアピールできるでしょうか？

試合は、左ジャブを突きながら距離を詰めて右ストレートを打ち込むアンキー・アンコタに対して、フェルナンド・モンティエルが左ジャブで突き放しながらフットワークを使って距離を取り、打ち終わりを狙ってパンチを上下に打ち分ける展開で始まります。

「アンコタが立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けてるよ。モンティエルが警戒してるもんな。アンコタは一気に主導権を奪いたいね」と果敢に攻撃を仕掛けるアンキー・アンコタに注目する管理人。3階級制覇の実績を誇るフェルナンド・モンティエルを相手に堂々とした立ち上がりです。

序盤は、アンキー・アンコタがフェルナンド・モンティエルにプレッシャーをかける展開が続き、迎えた4ラウンド。少しずつアンキー・アンコタの動きに慣れてきたフェルナンド・モンティエルが鋭い左ジャブと強烈な左ボディーブローを打ち込み、リズムをつかみ始めます。

「得意の左ジャブ、左ボディーブローが決まり始めて、モンティエルの動きがよくなってきたね」とフェルナンド・モンティエルのボクシングに注目する管理人。左ジャブと左フックを上下に連打できているときのフェルナンド・モンティエルは、リズムがよく、躍動感が生まれますね。

5ラウンドに入ると、アンキー・アンコタがプレッシャーを強めてフェルナンド・モンティエルのリズムを崩そうとします。アンキー・アンコタの突進に対して、フェルナンド・モンティエルはフットワークを使って大きく動き、ガードの隙間を狙ってパンチを上下に打ち分けます。どちらのパンチもヒットしていますね。

試合が進むにつれて、フェルナンド・モンティエルがアンキー・アンコタにカウンターを決め始め、迎えた9ラウンド残り1分。フェルナンド・モンティエルが猛然と突進するアンキー・アンコタに強烈な左フックを叩き込み、アンキー・アンコタの動きが一瞬止まります。

「あ、効いた！モンティエル、チャンスだよ」と叫んだ瞬間、フェルナンド・モンティエルがコンパクトな左右のフックを連打してアンキー・アンコタをロープに追い詰めます。一気に勝負を仕掛けるフェルナンド・モンティエルは左フックを顔面、ボディーへ打ち分け、さらに強烈な左アッパーを打ち込んだ後、顔面へ得意の左フックを叩き込み、ダウンを奪います。

「絶妙なコンビネーション！これは立てないでしょ」とフェルナンド・モンティエルの見事な左の4連打に拍手を送る管理人。フェルナンド・モンティエルのベストショットを浴びたアンキー・アンコタはダウンから立ち上がることができず、勝負あり。フェルナンド・モンティエルがアンキー・アンコタに9ラウンドKO勝ちを飾り、再起戦で存在感をアピールしました。

フェルナンド・モンティエルが芸術的なコンビネーションブローを炸裂させ、アンキー・アンコタをリングに沈めた試合でしたね。アンキー・アンコタの調子がよく、一進一退の攻防が続きましたが、最後はフェルナンド・モンティエルが底力を見せつけた内容だったと思います。

再起戦で期待通りの勝利を飾り、世界のトップ戦線に戻ってきたフェルナンド・モンティエル。「左ジャブと左フックがキレてるときのモンティエルは本当に強いなあ」と改めて感じた再起戦でした。数々の激闘をくぐり抜けてきた人気ボクサーが帰ってきましたね。

フェルナンド・モンティエル対アンキー・アンコタの試合結果