2012年の最強「パウンド・フォー・パウンド」に選ばれたボクサーは?
全階級で最強の称号「パウンド・フォー・パウンド」。ボクシングファンが集まると「誰が一番強いボクサーだと思う?」という質問が必ず飛び出すファンの夢が詰まった永遠のテーマです。
ボクシングファンの数だけ「パウンド・フォー・パウンド」のランキングが存在するところが大好きです。「お!同じ考えだね。心の友よ」とジャイアンばりに思ってみたり、「なるほど!そういう視点で考えると、このボクサーのほうが上位かも」と新しい価値観を発見できたり、空想の世界は果てしなく広がっていきます。
そんなこんなで、2012年も「試合数、試合内容、対戦相手」を考慮して選んでみました。ボクシングファンの夢が詰まった「パウンド・フォー・パウンド」。世界中のファンにボクシングの美学を届けてくれた最強の10人です!
ボクシングファンが選ぶ2012年の「パウンド・フォー・パウンド」トップ10
第1位 | ノニト・ドネア |
第2位 | ファン・マヌエル・マルケス |
第3位 | ダニー・ガルシア |
第4位 | ウラディミール・クリチコ |
第5位 | アンドレ・ウォード |
第6位 | フロイド・メイウェザー |
第7位 | サウル・アルバレス |
第8位 | エイドリアン・ブローナー |
第9位 | セルヒオ・マルチネス |
第10位 | アブネル・マレス |
管理人が選んだ2012年の「パウンド・フォー・パウンド」は「フィリピンの閃光」ノニト・ドネアでした。2012年の戦績は4戦4勝2KO。すべてがタイトルマッチです。全試合でダウンを奪い、対戦相手は強豪ばかり。文句なしの「パウンド・フォー・パウンド」です!
第2位は、世界中のボクシングファンを震撼させたファン・マヌエル・マルケス。宿命のライバルであるマニー・パッキャオを沈めた右ストレートのカウンターは、いつまでも語り継がれる一撃になりそうですね。かっこよすぎる39歳が第2位にランクインです!
第3位は、わずか1年で信じられない飛躍を遂げたダニー・ガルシア。アミール・カーンとエリック・モラレスを左フックで粉砕し、スーパーライト級の主役に躍り出ました。2012年のダニー・ガルシアが発揮した能力は100%だったのでしょうか?それとも、80%だったのでしょうか?2013年に最も注目しているボクサーのひとりです。
第5位のアンドレ・ウォードと第6位のフロイド・メイウェザーは年間1試合しか戦っていませんが、どちらも圧巻の勝利でした。それぞれの対戦相手がチャド・ドーソン、ミゲール・コットであることを考えると「めちゃくちゃな強さだなあ」と思わずにいられないスーパースターです。
最も迷ったランキングが第10位です。日本の山中慎介選手、ビタリ・クリチコ、ギジェルモ・リゴンドー、ロバート・ゲレロ、カール・フロッチ、ブライアン・ビロリア、オースティン・トラウト、ローマン・ゴンサレスも候補でした。
最終的に、アンセルモ・モレノ戦で披露してくれた「こんな追いかけまくりのボクシングは観たことないよ。エネルギッシュすぎるでしょ」と驚きまくった「とんでもないテクニシャンのサウスポー封じ」が忘れられず、アブネル・マレスをチョイスしました。2013年はノニト・ドネア戦の実現に期待です!
おしまいに、2012年という数字にこだわらない純粋な「パウンド・フォー・パウンド」を選ぶなら、2011年に引き続き、迷わずフロイド・メイウェザーを選びたいと思います。「負ける姿が最も想像できない天才ボクサー」であることを2012年も証明してくれました。
ただ、ここに来て、フロイド・メイウェザーを脅かす強力な次世代のスーパースターが台頭してきました。「メキシコの至宝」サウル・アルバレスです。2013年は新旧のスーパースターが激突する可能性が浮上しているだけに両雄から目が離せませんね。
マニー・パッキャオの敗戦で塗り替えられた勢力図。2013年はボクシング界の勢力図がさらに変化する1年になるのでしょうか?それとも「天才」フロイド・メイウェザーをはじめ、第一線で活躍しているボクサーが頂点を守り続けるのでしょうか?うわー、今から2013年の年末が楽しみな管理人でした。