マニー・パッキャオ戦の大金星から9か月!ティモシー・ブラッドリーが復活へ
復活のティモシー・ブラッドリーは拳で世論を味方にできるでしょうか?マニー・パッキャオに大論争を呼ぶ判定勝ちを手にしたティモシー・ブラッドリーが3月16日(日本時間3月17日)に行われるWBO世界ウェルター級タイトルの初防衛戦でルスラン・プロポドニコフと激突します。
ティモシー・ブラッドリーは2012年6月にマニー・パッキャオと対戦。僅差の判定勝ちを飾り、マニー・パッキャオから大金星を手にしましたが、マニー・パッキャオの勝利を支持する声が多く、正当な評価を得ることができない状態が続いています。
マニー・パッキャオ戦で足を痛めてしまったこともあり、9か月ぶりの試合となるルスラン・プロポドニコフ戦は、ティモシー・ブラッドリーにとって、真価が問われる初防衛戦。拳で批判を封じ込めたいティモシー・ブラッドリーは次のように初防衛戦の意気込みを語っています。
「リングに戻ることができて、本当にうれしいよ。プロポドニコフは、オレと戦うためにロシアからアメリカにやって来たんだ。全力を出し切ってくることは間違いないね。ファンの期待に応えながら、実力を証明する義務があることは十分に心得てるよ」
【Photo:The Ring Magazine】
マニー・パッキャオ戦の後、なぜかバッシングの対象になってしまったティモシー・ブラッドリー。「パッキャオの負けはジャッジの判断で、ブラッドリーが悪いわけじゃないのに」と同情したボクシングファンも多いのではないでしょうか?
特に、マニー・パッキャオ戦の直後のティモシー・ブラッドリーに対する心ないバッシングは、本人がアメリカのテレビ番組で「外を歩くときに身の危険を感じる」と語るくらい強烈で、ボクシングファンとしては、本当に悲しくなってしまいました。
嵐のようなバッシングに苦しんだティモシー・ブラッドリーですが、最近はバッシングが沈静化され、ケガからも順調に回復。元気で明るいキャラクターが復活し、笑顔で2013年にかける意気込みをコメントしています。
「2013年は3試合戦いたいと思っているんだ。去年はケガの影響で1試合しか戦えなかったからね。プロボクサーは戦って、ファンを喜ばせて、ナンボだろ?オレは無敗で、世界チャンピオンだ。まずはプロポドニコフ戦に集中するよ」
マニー・パッキャオ戦の勝利で、良くも悪くも注目されるティモシー・ブラッドリー。無敗の「デザートストーム」は、ボクシングファンの高まる期待値の上を通過し、バッシングから自由になることができるでしょうか?いろんな意味で大切な初防衛戦ですね!
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2012/06/10 | 衝撃の王者対決!マニー・パッキャオ対ティモシー・ブラッドリー |
キャリア | ティモシー・ブラッドリー |
テレビ視聴 | 4月22日(月)21時からWOWOWでオンエア。視聴の詳細は「WOWOW公式サイト」をご覧下さい。 |