再起を目指すミゲール・コット「次戦でミドル級へ転向する可能性もある」
年内の再起を目指す「プエルトリコの英雄」がミドル級転向を示唆です。3階級制覇の実績を誇るミゲール・コットが年内の復帰を目標に掲げ、スーパーウェルター級だけでなく、ミドル級も舞台にカムバックのプランを描いていることを明らかにしました。
「年内にリングへ戻ることができたらいいね。できる限りのベストを尽くすことが、私の使命だ。ベストのコンディションで戦うために、ミドル級へ転向することも考えているんだ。遅かれ早かれ、ミドル級へ転向することになるだろうね」
待ちに待った復帰プランが具体的に発表されましたね。ミゲール・コットの大ファンなので、再起戦がすごく待ち遠しいです。正直なところ、ミドル級転向は予想していなかったので、ミゲール・コット本人が転向プランを明らかにしたときは、ビックリしました。
スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の3階級制覇を成し遂げた実績を持つミゲール・コットは、2012年12月に全勝サウスポーのオースティン・トラウトと対戦。将来のビッグマッチのカギを握る大切な試合でしたが、オースティン・トラウトに試合をコントロールされ、大差の判定負けを喫してしまいました。
【Photo:The Ring Magazine】
もしミゲール・コットがオースティン・トラウトに勝っていたら、若きスーパースターのサウル・アルバレスと対戦する可能性が高かったのですが、オースティン・トラウト戦の敗戦により、ビッグマッチは消滅。ミゲール・コットに代わり、オースティン・トラウトがサウル・アルバレスと対戦することになりました。
ちなみに、サウル・アルバレス対オースティン・トラウトに関して「アルバレスが有利だと思う。でも、すごくタフな試合になることは間違いないよ」とオースティン・トラウトの実力を肌で感じたミゲール・コットらしいコメントを発表しています。
ミゲール・コットの実績、知名度、集客力を考えると、再起戦でいきなり世界タイトルに挑戦する可能性もありそうです。ミドル級へ転向したら、セルヒオ・マルチネスやゲンナディ・ゴロフキンと対戦することになるかもしれませんね。
冷静に考えると「ミドル級は体格的に厳しい気がするなあ」と思ってしまうのですが、「コットなら4階級制覇を達成できるかも」と期待しちゃう気持ちもあります。でも、4階級制覇よりビッグマッチなのかな?
無念の完敗から再起を目指すミゲール・コット。ミドル級に新しい戦いの場を求める可能性を示唆した「プエルトリコの英雄」は再起戦で誰と戦うことになるのでしょうか?具体的な対戦候補の名前が挙がるまで、もう少し時間がかかりそうですね。
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